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銚子電気鉄道を堪能する旅

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Written  By  New-Can  [ 2007年2月12日 12:29 ]    Web Clap
Category  03-D. 国内旅行記@関東(その他)
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この2ヶ月の「調子」を変える意味を込めて?、昨日…日帰りで「銚子」へ行って来ました。
おそらく、小学校の高学年のとき以来だと思います。


銚子というと…
どうも青春18切符で行く人が意外といるというイメージがあるのですが、都内からアソコ迄を快速(※運が良くて佐倉 or 成田迄)&各停で行くのは結構厳しいですし、特急・しおさいの本数も多いとは言えない地域です。最近では、その特急も成東から各停に化けてしまう“体力切れ”のパターンも現れてます。


コレだけでも距離を感じるので…
『他に行く方法はないかなぁ…』とバスを調べてみると…ありました×2。浜松町&八重洲から高速バスが1時間に1~2本運行されておりました。なんとなく救われた気分で、行きはそちらを選択した…のですが、天気が良かったせいでしょうか。あちらこちらで渋滞に巻き込まれました…orz。そのため、所要時間は2.5時間程。尤も、銚子迄直行する高速道路や有料道路はありませんから、所要時間の半分前後は一般道によるのですけど。


う~ん、やはり遠い。。。
個人的には、銚子へ行くよりも…静岡や名古屋。あとは…松本や長野。さらには、新潟や仙台などへ行く方が楽な気がしたのですが、そう感じるのは果たして自分だけでしょうか。早朝出発ではなかったこともあり、銚子に着いたときには、お昼を少し過ぎてました。


天気も良かったこともあり…
銚子に着いてからは…まずは徒歩で1時間近く、軽く散策しました。実は、ウチの母親がとある散歩グループに属しているのですが、以前所属していた方が作った資料がありましてね。タイトルの銚子電気鉄道を利用したのは…その後です。


ではでは、そんな小さな旅の前に…
まずは銚子電気鉄道に関して触れましょう。この路線は、総武本線の終着駅である銚子を起点に外川という小さな港町迄を結んでいる全長6.4Kmの路線です。ボランティアで乗り込むお婆ちゃんの話によりますと、1つの会社が保有する営業路線としては、現時点において、全国で4番目に短い路線であるそうです(…が、自分が時刻表で軽く調べた感じでは、“トップ3”は【芝山鉄道→紀州鉄道→山万ユーカリが丘線】だと思われます。でも、マニアックなことを話すと間違ってます。『上野動物園のモノレールが何故入らない?』(※多分、地下鉄と合算されている?)、『お婆ちゃんが知らない間に?舞浜リゾートラインが開業している』など。尤も、短路線は特殊事情によるものが多く、ある意味では【紀州鉄道→銚子電気鉄道】の順とすべきで…自分自身も紀州鉄道以外は利用する可能性が低いです)。


沿線の周辺には、犬吠埼をはじめとする観光地もありますが…
列車は海沿いを走らないせいか…『地元密着路線』という趣が濃いです。

線路の周辺にはキャベツ畑も目立ちますが、何よりも驚きなのは保有している全車両の車齢が半世紀前後であるということでしょうか。左記画像の車両は、デハ800形という形式ですが、床は木造です。

自分が利用した当時と外観の塗装は変わってますが…車内は時が止まっているかの様です。さらに、上記と別の形式であるデハ1000形も、東京メトロの銀座線や丸ノ内線の支線を走っていた旧型車両(※昔の様に駅に到着する寸前に車内が停電することはありません)ですから、都民である自分なんかは懐かしい気分にさせられます。


ちなみに、21世紀となった今でも、未だに冷房車両を1両も保有しておらず…
2両編成以上では、片方の車両が引っ張りきれないために単行運転を行っているのだとか…。『手書きが目立つ釣り掛け広告』も含め、まさに銚電は『全国唯一とも言える本物のレトロ路線』なのです。


そんな銚電ですが、数ヶ月前から全国区のニュースでも取り上げられ始めております。
御存知でしょうか? 実は、前社長が会社の資金を着服したことを発端に行政からの補助金が打ち止めとなり、経営が悪化しているのです。多分、鉄道会社の経営悪化という意味では、珍しい例でしょうね。昨年の11月には、車両や線路、枕木などの保守を行うための資金確保も難しくなっていることが公式HPで発表され、国土交通省からも安全確保に関する命令が出されております。


そこで、この会社は…
銚子名産の醤油を使用した「ぬれ煎餅」の販売を始めました。

コレが大反響を呼び、車両検査代が確保できたとか(※現在では、ぬれ煎餅の方が本業の売り上げを上回っているとの話も)。しかし、依然として厳しい状況であるため、有志は全国のローカル線で存在する「サポーター制度」を今年から始めました。『同じ千葉県のため』と千葉ロッテの守護神である小林雅英やbayfmのDJである門脇知子などもサポーターに参加しております。

という訳で、細かいことを申し上げますと…
まだ安全基準を完全に満たしている訳ではなく…今、銚電に乗るというコトは、『事故っても後悔しません!と宣言しているようなモノ』なのです。冷静に考えると、『生死に関わる可能性も拭い切れないの状態なのに、乗って良いものなのだろうか?』と捉えなかったことが不思議な気がします…が、とりあえずそんなことは忘れて、沿線の様子を紹介したいと思います。


まずは、銚子駅と1駅目の仲ノ町駅の間にある妙福寺から…(;^^)
高速バスの場合は、東芝町(銚子駅入口)というバス停で下車するのですが、ソコから徒歩10分弱程度だと思います。

ココは、「銚子の妙見様」、「能勢の妙見様」、「柳島の妙見様」と言われる三大妙見の1つであるそうです。

ちなみに、5月になると境内のフジの花が見頃を迎えるそうで…
祭りも開催されるそうです。春に来訪される方、お忘れなく。。。


次は、仲ノ町駅です。
今回銚電を乗車した駅はこの駅からなのですが…3連休であったせいか、積み残しが出そうな程の大混雑で、運が悪いと…『仲ノ町からでは乗車できない』ことがあるかもしれません。まるで、『明日にでも廃線となるのかな?』といった雰囲気でありました。

  

本社が同居している駅なのですが、この慎ましい程の小さな駅舎…。
良い意味で、時が止まってますね。印象的でありました。。。

  

でも、駅舎で驚いてはいけません。この駅はホームも変わってます。左記画像の通り、バリアフリーを無視したかの様な階段式(※このタイプを見たのは初めてです)。ちなみに、この駅はヤマサ醤油の工場と車庫に囲まれているためか、JR鶴見線にある途中駅の様な異次元の世界が醸し出されております。尚、車庫は150円を払えば、見学可能です(※案内人はおらず、『見たい方はどうぞ…』みたいな)。

仲ノ町~観音間の光景です。もう春なのでしょうか。早くも菜の花が咲き乱れており、線路沿いに家があるワンちゃんも気持ち良さそうにお昼寝しておりました。


観音駅です。駅名の通り、駅の北側には飯沼観音(円福寺)があります。
実は、バスを下車してからの散策は【東芝町バス停→観音駅→仲ノ町駅】という廻り方だったので、今回最初に来訪した駅はこの駅だったのですが、自分の記憶と全く違う駅舎に驚きました…(;^^)

駅舎が欧州風で、たこ焼きやたい焼きなどが販売されております。飯沼観音の方は画像の通り、鎮座している仏像が印象的です…。

ちなみに、たい焼きは90円で味も◎でしたが、観光客が多かったせいでしょうか。
捌くのが大変だったかな?という感じで、形はややイビツでした…(;^^)

1駅飛ばして、笠上黒生駅です。

単線なので行き違いを行いますが、路線距離が短いため、こんなシーンが見られるのは、この駅だけです…が、段違いに近い感じで列車は停止します。


「関東最東端の駅」である海鹿島駅など3駅を飛ばして、犬吠駅です。

  
  

この駅舎も観音駅同様、自分の記憶と全く違ったんですけどね。
おそらく同時期に立て替えられたのでしょう。ちなみに、上記画像の通り、犬吠埼灯台への最寄駅となります。晴天だったせいか、海の色がとにかく素晴らしかった!! 余談ですが、この犬吠埼が「本州最東端だ」と思っておられる方…ココは違いますからね(※正解は岩手県のトドヶ崎です)。


犬吠駅の次が終点の外川駅です。

  

観音駅&犬吠駅の旧駅舎は、こんな感じだったと思いますが…趣がありますよね。
大正時代から利用されているモノだそうで、かつてNHKの連続テレビドラマ(澪つくし)にも使われたことがある駅舎であります。

ちなみに、駅の先には海があるのですが…
標高差が結構あります(※帰りはノボリです)。6~7分歩くと、魚市場がある海へ出ます。

  

魚市場から何分か歩くと、【東洋のドーバー】と称されているらしい?屏風ヶ浦を目にすることができます…が、『もう少し近くで見たい!!』となると、ソコから銚子マリーナがある辺り迄、さらに20分程歩かねばなりません。普段、あまり目にすることがない風力発電施設の風景と共に圧倒されると思います。


ただ、海風に吹かれながら、結構な距離を歩くので、楽に来訪する方法を載せておきます。
銚子駅と千葉科学大学を結ぶ千葉交通のバス路線があります。右上の画像はその終着地点の1つ手前のバス停でから何分か歩いた所で撮ったものです。尚、バスの終着地である千葉科学大学から外川駅迄は徒歩で20分程だったと思いますが…駅に至る迄の道程に案内が全くありません。発見するのは非常に難しいと思います…(;--)

〆

<Postscript>

ちなみに…
銚電では、「弧廻手形」という1日乗車券(※しかも、ぬれ煎餅1枚引換券@犬吠駅と施設割引券が付いて来て、銚子~外川間の往復運賃である620円で済むので、非常に安い!)があります。上記の通り、細かく廻っても実は大きな出費となりません。

ところで、今回行って思いましたが…
銚子(調子)が出る?「開運」お守りをお土産品として出すのもアイディアの1つではないかと思ったのですが…こんなアイディアはダメですかね?(;^^)

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