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From NYC -JUJU編-
Written By New-Can [ 2008年1月19日 14:47 ]
Category 07-A. 作品関連 音楽
ココでも何度か申し上げたことがあるような気がしますが…
実は、ウチの家…電波状況が非常に悪く、本当に聴きたいラジオ番組を聴くことが殆どできません。前の家は、今の所から数分しか離れていないにも関わらず、FM 富士迄聴こえる位に電波状況が良く、ラジオ番組を聴きながら、音楽の流行を追ったり…その流れが気に食わなければ、勝手に大きく逆行?してみたりと…自分自身の趣向を色々と見せることができました。
しかし、今の生活に慣れてしまうと…
徐々にではありますが、『家にCDはイッパイあるんだし、新作にはそんなにガツガツ行かなくても…』という感じになり…いつしか、『コンビニかどこかにいたとき、有線で偶然聴いたかな』という程度しか音楽とは接点がなくなってました(汗)
そんな状態でも…
『本当に良い曲であれば記憶には残る!』ということを改めて教えてくれたのが、今回ココで紹介する…ニューヨーク在住のJUJU。昨年の10月10日(※JUJUと引っ掛けたらしい)に、初のフルアルバム“Wonderful Life”が発売されたのですが、自分の周りは…「JUJU? 知らな~い」と言う人が殆ど。そんなこともあり、発売されてから随分と時間は経っている作品ではありますが、敢えて取り上げてみることにしてみました。。。
<Wonderful Life> 評価:「★★★★☆」
そもそも、自分がJUJUを知ったのは…
2006年11月に発売され、今作のオープニングを飾る「#1:奇跡を望むなら...」というバラードがキッカケでした。初めて聴いたのは、いつだったか、どこだったか…全く思い出せないのですが、確かコンビニだったと思います。前奏におけるギター&ピアノの絡みから絶妙なバランスが保たれていて、Jazzy&オシャレな雰囲気が漂うアレンジに心…奪われました。その後の展開も気になって聴いてみたのですが、辛抱強いアレンジとでも言いましょうか。音を厚くし過ぎず、生音の良さを上手く利用した、“カウンターしかない都会のBarで、夜…1人でノンビリと、いつまでも聴いていたくなるような非の打ち所のない好作品だよなぁ…”という印象を受けたのです。結局、曲が終わる迄、ソコに居続けたような記憶があります。
その後、勝手に調べたのですが…
この「奇跡を望むなら...」という曲は、2007/1/17にUSEN総合チャートで1位を獲得していたようで、その結果も大きかったのか…2007年度上半期(1/5付~6/7付)USEN総合チャートランキングでも1位を獲得しておりました。カバー曲過剰の昨今、時代を映し出したメロディのインパクトは大きかったのでしょうか。この曲が受け入れられた要因の1つとして、そんな時代の流れもあるとは思うのですが、最近の日本の音楽業界は、どうも大切な何かを見失っているという印象が否めません。
ちなみに、その後の2007年8月に発売された…
「#10:ナツノハナ」という作品も、前作とは作品の系統は異なるものの…ピアノ&ストリングスで奏でられた美しい前奏、これは素晴らしいです。サビのメロディはやや大人しめですが、楽曲全体としての完成度は負けず劣らず…です。その他にも、ややストリングを抑えたR&B調が心地良い「#6:笑顔の残像」やゴスペル調の「#11:sayonara」に関しても、何れも文句なしで★5つの好作品。#1, #6, #10, #11, #12のスローバラードの出来の良さは、とにかく光ってます。一方で、ミドルテンポのナンバーに関しては…「#2:rush hour」や「#4:あこがれてた関係」、ラストを飾るタイトルチューンの「#13:Wonderful Life」といった曲に関しても、メロディの出来は全般的に良いと思いました(※ただ、「良い意味でも悪い意味でも無難な出来」という印象も否めませんでしたけれど)。
そんな楽曲たちを支えるのがJUJUの歌唱力…
となる訳なのですが、「多少癖がある感じだし、高音域は好みがあるかもなぁ…」という印象も少なからず受けましたが、“個人的には素晴らしい”と思いました。日本人の女性の場合、申し訳ないけれども…単に声が低いだけで格好良いと捉えられるケースが少なくありませんが、彼女はそうではありません。実は、この間、カラオケで『奇跡を望むなら…』を入れてみたのですが…実は、サビだけで2オクターブあるんですよね。厳しい条件下でも、声の使い分け方を知ってますよ…彼女は。
そんな訳で、自分が昨年聴いた邦楽の作品の中では…
指折りのお気に入り作品ではあるのですが、敢えて★4つという非常に辛めの評価にしてます。マイナス点は、スローバラードの完成度に比べると、ミディアムテンポの楽曲の完成度が甘いというか…悪く言うと、「数合わせというか、JUJUの声の力に頼り過ぎという印象を受ける、自分の好みではない楽曲が幾つか混じっている」という点がどうしても気になりました。そのためでしょうか。このアルバム、なんとなく…曲順が不自然な気がするんですよね。誰が聴いても最高と思える「奇跡を望むなら...」がオープニングなのは、『どう考えても間違いだ』と思うのです。普通、これ以上の曲が後に残っているとは思わないから…。この辺りは曲を提供してもらっているという影響があるかもしれませんね。
それでも、コレだけの作品を提示されると…
『彼女がいれば、周囲も…楽曲を提供する側も、もっと良い作品を作れるのではないか?』という期待は確実に抱くことができるし、自分はできると信じて疑いません。次作以降も楽しみですし、それ迄にライブがあるならば、是非見てみたいアーティストの1人です。
〆
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Written By 原田 : 2008年1月22日 15:15