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黒部峡谷鉄道をブラリ 其の壱

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Written  By  New-Can  [ 2009年10月25日 14:47 ]    Web Clap
Category  03-E. 国内旅行記@中部
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<「兼六園&北陸鉄道浅野川線などをブラリ」からの続き>

翌日以降の予定を鑑み、新魚津から富山地方鉄道を利用し…
この日の宿泊先である終着駅・宇奈月温泉へと向かいました。地鉄では、下記画像の通り…西武や京阪の特急列車として利用されていた車両が未だに現役です(※下段右側の車両のみオリジナル車)。

  
  

ちなみに、行きは西武のレッドアローで使用されていた車両で向かいました。
外は真っ暗で車窓は全く分からず、乗客は僅か。そのためか、頭の中では秩父などへ行ったときの…遠い昔の記憶が思い起こされ、懐かしい気分に浸るには十分でした。ただ、帰りに利用したとき、「この区間は車窓としても捨てがたいなぁ…」とも思いました。窓の向こうには、田園地帯や木造駅舎が見えるなど、意外と味があるのです(※この区間に限らず、地鉄には魅力がある駅舎が結構残ってます。画像は内山駅)。こんな車窓が目の前を流れると、「日本は鉄道旅行の魅力に溢れているなぁ…」ということを実感させられます。


宇奈月迄移動した翌朝、以前からの念願であった…
黒部峡谷鉄道を初めて利用することにしました。前日、宇奈月で宿泊した(※宿泊先はフィール宇奈月。駅前の地図は場所が誤っているため、利用される方は要注意です!)のは、「黒部峡谷鉄道沿線での滞在時間…これが予想しにくかった」ということも一因としてありました。ちなみに、利用した列車は、8月末の平日朝2本目(※AM7:57発で黒薙駅は通過)。地鉄との接続が考慮されていない列車であるためか、乗客は非常に少なく、15名いたかどうかだったという記憶があります…(;^^)

  

黒部峡谷鉄道といえば、やはりトロッコ列車。
今では、全国各地でトロッコ列車が運行されておりますが、ここは日本国内では数少ない軌間762mmの特殊狭軌(※ナローゲージ)であるため、“真のトロッコ列車”とも言えます。左記画像の通り、トンネルに関しても非常に小さなもので(※画像は、宇奈月駅近くにある廃線跡のものです)、手掘り特有のゴツゴツ感にはゾクゾクさせられます…(;^^)

車両に関しては、下記画像の通りです。

  

ご覧の通り、開放型と密閉型があります。
自分は、勿論前者を選びましたが、8月でもジャンパーがないとトンネルに入ったときは肌寒いです…(;^^)。春や秋は、移動だけでも予想以上に過酷かもしれませんね。ちなみに、右上の「専用」に関しては、対向列車を撮ったもので、関西電力関係者の方だけが利用することができる専用車両(※一般客は利用不可)。最後尾には貨車が連結されており、今では珍しい貨客混合列車でした。

上記以外にも、冷暖房が装備されたトロッコ車両(※窓も大きいです)もありますが…
これらの車両に乗車する場合は、特別料金が必要となります。


さて、この黒部峡谷鉄道は、宇奈月と欅平との間を結ぶ全長20.1Kmの路線です。
元々は、黒部川電源開発のための資材運搬用鉄道だったのですが、登山客や一般観光客からの乗車希望が絶えず、便乗を許可したのが今のような観光鉄道としての始まりです(※当時の切符には生命の保障はしない旨の注意書きがあったそうです)。そんな訳で、正式な鉄道路線として営業を開始したのは1953年から。ただ、冬季の積雪が多い地域であるため、雪崩による危険から回避すべく、現在でも冬期は運休する珍しい路線(※12月~4月中旬:一部区間では線路が撤去され、トンネルの中に格納されるほど)です。

  

宇奈月ダムを右手に見ながら、最初の駅である柳橋へと到着します(※一般客の乗降は不可)。
ヨーロッパ中世の城をイメージした外観が印象的な柳河原発電所への資材運搬と列車行き違いのためにある駅です。この日の天気は良くありませんでしたが、それでもこの先の自然には期待をせずにはいられませんでした(※余談ですが、山間部の車窓を鉄道で楽しむ際は、快晴の日か、このように霧が微妙に出ている日が神々しくて、個人的には好きです)。

  

2つ目の駅は森石です(※こちらも一般客の乗降は不可)。
上記画像の通り、柳橋~森石間では、進行方向右手には猿専用の吊橋(※個人的にはパキスタンで挑戦した吊橋を思い出します…)や仏石、あとは黒薙温泉から宇奈月温泉への引湯管の吊り橋などを目にすることができます。また、帰りは帰りで、画像の通り…進行方向の車窓が面白いと思います。自然豊かな黒部を再認識することができます。

ちなみに、猿専用の吊橋に関しては…
岩伝いに黒部川を行き来していた猿が、宇奈月ダムが建設されたことで渡れなくなってしまうため、その代わりに架けられたものだとか。黒部らしい事情?とはいえ、これを橋として問題なく利用することができてしまう猿のバランス感覚に驚かされるのは、自分だけではないと思います…(;^^)


<其の弐へつづく(※画像数などの関係にて分割)>

〆

<Postscript>

個人的な都合で、敢えて行きと帰りの画像を混在させてます…m(__)m


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