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映画「あなたを抱きしめる日まで」/意義ある作品です(含:ネタバレ)
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映画「あなたを抱きしめる日まで」/意義ある作品です(含:ネタバレ) 

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Written  By  New-Can   [ 2014年5月11日 22:46 ]     

Category  04-D. シネマレビュー      BBS


昨日、久々に鎌倉へお墓参りに行ってきたのですが…
その帰りに、大船で根岸線に乗り換え、港南台シネサロンへ立ち寄って、「邦題:あなたを抱きしめる日までPhilomena)」を観てきました。


本作は、マーティン・シックススミスのノンフィクション本である…
「The Lost Child of Philomena Lee」を原作とするイギリス映画。ジュディ・デンチ、スティーヴ・クーガン両名に支えられた作品で、監督はスティーヴン・フリアーズ

【1. あらすじ】

トニー・ブレア政権のブレーンも務めた…
ジャーナリストのマーティン(スティーヴ・クーガン)は、得意とするロシア語を活かして、ロシアの歴史作家にでもなろうかとしていたある日、ジェーンという娘と偶然知り合います。彼女の母親は、フィロメナ(ジュディ・デンチ)という名前で、50年前に直面した悲劇的な出来事をマーティンに話します。

…1952年、ある男性とのワンナイト・ラブの結果、妊娠してしまったフィロメナは、、、
シングルマザーとなり、身寄りのない子供たちを引き取る、アイルランドのカトリック教会へ親に強制的に入れられてしまいます。

フィロメナは、そこで生まれた息子を“アンソニー”と名付け、育てようとしますが…
カトリックではご法度。過酷な労働を強いられ、愛する我が子に会えるのは1日1時間だけ。そんなある日、まだ物心もつかないアンソニーを、母親であるフィロメナに対して、充分な予告もなく、“養子”として売り飛ばします。手元にある情報は、友人がコッソリ持ってきた写真1枚だけ…。
(※宗教上の理由があるとはいえ、こんな強制的な引き離しに、僕は泣けました)

【2. アンソニーを探す旅】

フィロメナは、50年生き別れになったアンソニー探しをマーティンに対して、依頼します。
そのオファーに関して、「自らの専門外」とチョット捻くれ者のマーティンは括っていたものの…根は情がある男。マーティンはアンソニー探しを引き受けます。“世界中を駆け巡る旅”へと発展するのか…と思いきや、アンソニーはアメリカで、アッサリ?と見つかります。ところが、そのアンソニーは…マーティンたちが訪れる前に既に亡くなっており、フィロメナは縁のある人物としか会うことはできませんでした。

しかし、この旅の際に、アンソニーがフィロメナがいたアイルランドの修道院を特定して…
母親に会いたい」と足を運んでおりました。ところが、修道院が理不尽な対応を行った(※自分なんかにしてみると)ため、記録映像を通して、母親と会うことができなかった無念さをフィロメナは目の当たりにします。

【3. 本作はカトリックへの批判なのか?】

僕自身はプロテスタントの影響を受けて育った人間です。
カトリックにおいて、フィロメナの行為はご法度とはいえ、同じキリスト教において、人身売買のようなことが当たり前のように行われていたのかと思うと、本作は“一例”とはいえども、とてもショックでした。一方で、敬虔なカトリック信者にとっては、フィロメナの行為は「一生、背負って当然の罪と映るのだろうな」とも思ってます。

それ故、当事者のフィロメナは、双方の立場から色々と思うことがあったのでしょう。
アイルランドへ戻った後、修道院のシスターであるヒルデガードに対して、激しく憤る無宗教者であるアンソニーを横目に…フィロメナはヒルデガードを赦すのですが、個人的には、「カトリックに対する評価バランスも計算したかなぁ?」という、やや穿った見方をしてしまいました。

と申すのも、「宗教上の問題と親子間の問題は話は別だ」というのが僕の考えで…
イイ意味でも悪い意味でも自分は日本人なのか、「宗教上の理由が親子間の関係を上回ってはならない」という信念があり、本作に関しても、「別居親が抱える悲しみを描いた深い作品」という印象を強く抱いてしまったからです。

「…やや偏った見方をしている」と仰る方もいることでしょう。それは認めます。。。
然しながら、フィロメナのような心境に至る迄のプロセスに関して、当事者本人にしか分からない…苦難があることは、誰もが想像できることでしょう。彼女のように、それに負けることなく、時間をかけて辿り着くことができる人間もいれば、永遠に辿り着けない人間もおります。僕は、本作に関して、「フィロメナがカトリック信者であったからこそ、辿り着けた」とも受け取りました。「カトリック批判の作品ではない」と考えます。

【4.(少し脱線しますが)日本ではあり得ない非現実的な出来事では?】

21世紀になって、このような出来事はむしろ増えてます。何故でしょうか。
日本は、“単独親権主義”を採っているため、何も考えずに離婚や別居をしてしまうと、本作と似たような悲劇はどうしても起こりがちです。よく考えてみて下さい。非監護側は祖父母も含め、監護権だけでなく、親権を有していたとしても、失ったも同然なのです。このため、子供と一旦離れてしまうと、面会交流は容易ではありません。これ自体、「監護親側の善意がなければ成立しないから」です。

…ところが、この日本は、なんと見て見ぬふり。。。
法整備を行わず(※2014年現在)、弁護士に至っては、「離婚をする前に、まず子供を連れ去っておくこと(※逆に、連れ戻しは逮捕されてしまうため)。そうすれば、必ず監護権が採れるから」と指南し、小遣い稼ぎをする姑息な人間もいるほど。

そんな中でも、僕は非監護親も最愛の子供とは定期的に会うべきだという考えで…
それが本来あるべき姿と信じて疑わないのですが、現在の日本の諸問題を鑑みると、「子供のためにあるべき、両親の信頼関係を国が積極的に潰している」ようにしか思えません。数ヶ月前、「親子断絶防止」の議員連盟が超党派で立ち上がりましたが、フィロメナのような悲劇の出来事が起こらぬよう、1日でも早く、本件は法制化するべきだと僕は考えます。

【5. 親子は永遠の関係】

両親にどんなことがあっても、「親子は永遠の関係」のはずです。

とはいえ、別居親にしてみれば、どんな理由であれ、我が子と引き離されることは…
苦しく、悲しい時間が続くことを意味します。個人的には、フィロメナがその境地に至る過程の描写が本作は不十分であるような印象を受けました。そもそも、“生き別れ”を主導した人間に対して、怒りを感じても意味がないことはよく分かるのですが、「別居親の人間皆、フィロメナのようではない…」ことも僕はよく知っているので。。。

そして、邦題のタイトルに関しても、違和感は拭えませんでした。
本作を通じて、「子供は実の親に会いたくなるものだ」ということを改めて強く実感しましたが、そもそも抱きしめることは叶わなかったのですから…。

そんな訳で、内容的には、とても重そうな印象を受ける方もいるかもしれませんが…
適度にユーモアも散りばめられており、作品評価という意味では、「とても意義がある作品であった」と思う一方、「重くすべき部分が少しアッサリし過ぎたのではないか?」という印象も個人的には否めなかったので、「★★★☆☆」といったところですかね。

<Postscript>

本作において、以下の言葉がありました。
「成功の道で出会った人には親切にしたほうがいいわ。必ず人生の下り坂でまた出会うから」
この言葉に従い、最後にヒトコトだけ書いておきたいと思います。

  • 別居親が、「子供と会いたい」と言っているにも関わらず、全く(積極的に)会わせていない同居親の皆さん…自身の監護能力に自信がないのでしょうか。“逆の立場”に置かれた際、「そんなことは嫌だ…」と思うことはやらない方が良いかと思います。人生の下り坂の際に、痛い目に遭うかもしれませんから。
  • 別居親に対して、定期的にお子さんと会わせている同居親の皆さん…ほんの少しの善意のお蔭で、別居親の生きがいとなってます。海の向こうでは、お子さんのためにも良いことであると研究結果として出てます。色々な思いはあるでしょうが、“世界標準”ですので、どうか自信を持って、続けて下さい。
  • 定期的にお子さんと会えている別居親の皆さん…色々な意味で肩身は狭いかもしれませんが、法整備が行われていない現在、同居親の方には心から感謝すると共に、最愛のお子さんのために、どうか継続して下さい。

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