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マジックショー
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マジックショー 

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Written  By  New-Can   [ 2014年11月 9日 00:45 ]     

Category  05-A. 自作小説/エッセイ系      BBS


仕事を終え、帰宅した竜也が、「ただいま」と挨拶すると…
小学3年生になる1人息子の悠太がリビングから玄関まで小走りでやってきた。

「おとうさん、おかえり!」

普段より大きな声で出迎えてくれたので、竜也はカバンを下に置き、
目の前にいる悠太を抱き上げた。

「おとうさん、今度の日曜日、一緒に見たいものがあるの!」

「休みだしな、イイぞ。なんだ?」

「マジックショー。
 今日、おかあさんとスーパーへ行ったらね、日曜日にやると書いてあったの!」

「じゃぁ、3人で行こうか?」

「やったー、約束だよ!」

大喜びの悠太は続けて、「おかあさん、おとうさんもOKだって!」と叫んだ。


竜也の家の近所には、スーパーも入っている大きなショッピングモールがある。
土日になると、1階のイベント広場では、子ども向けのイベントが催され、たくさんの親子連れが集う。マジックショーの当日、一家は昼食を済ませた後、悠太の希望通り、買い物も兼ね、家族3人でショッピングモールへ足を運んだ。

正面から入ると、「おとうさん、あそこ!」と悠太が指を差した。
イベント広場のステージには、家族連れが今か今かとショーが始まるのを待っている。
これでは、悠太の背丈では見えないなと思い、竜也は肩車をして、そちらへ向かった。

5分ほど経った後、若手の男性マジシャンがステージに登場した。

「みなさん、こんにちは」

と挨拶し、観客からの歓声を確認してから、

「今から20分ほど、みんながビックリするようなマジックを披露します。
 どうか見逃さないよう、お兄さんのことをよく見ていてね。
 では、挨拶代わりのマジックを始めるからね!」

と宣言した。
マジシャンは細長い風船を右手で掴み、それを口の中へ入れ始めた。
驚く観客の反応などお構いなしに、彼は全部飲み込んでしまった。

拍手を続ける観客の反応が収まると、マジシャンは突然、背中を丸めて、苦しみだした。
「どうしたのだろう?」と観客が心配するのを待っていたかのように、彼は口の中から赤いボールを1つ吐き出す。

「…ねえ、今の見た?」

目の前の光景に驚いた悠太は、早くもマジックの虜になっている。

「見たよ。風船がボールに変わったなぁ…」

竜也の斜め前で見ている妻は、何故そんなことができるのか分からず、目が点になっている。

マジシャンは、観客の拍手に対して笑顔を振りまくと…
「では、このボールを3つに増やします!」と宣言した。左手にボールを握りしめ、右手でオマジナイをかけると、握っていた手から、黄色いボールと緑色のボールが飛び出した。悠太は、「すごい、すごーい」と手を叩いている。

この後、リングを使ったマジックで観客の心を掴むと、マジシャンは小休止し…
ステージへ上がって、マジックのお手伝いをしたい子どもを募り始めた。

悠太は、真っ先に手を挙げた。
元気良く反応した悠太たち4人の子どもがステージへ上がった。4人の簡単な自己紹介が終わると、マジシャンはそのうちの1人に、黒い箱をテーブルに置くよう指示した。そして、それには細工が一切施されておらず、何も入っていないことをアピールさせた。

一方、悠太を含む3人には、ボールを持たせ、それが見えないように握るよう指示した。
そして、3人に対して、1人ずつオマジナイをかけ、握っていた手を一斉に開かせた。

「ハイっ、みんな、ボールが消えてしまったね。観客の皆さん、誰か見ていましたか?」

と話しながら、マジシャンはしてやったりとほくそ笑んでいる。

「どうやら誰も見えなかったようですね。勘でも構いません。分かる方はいますか?」

とマジシャンが口にすると、

「黒い箱の中!」

と男性が叫んだ。

「正解です。おとうさんが子どもたち以上に夢中になっていますね!
 では、黒い箱の前に立っているボク。今から、その箱の中に腕を入れて、
 ボールを1つずつ取り出してみてくれるかな?」

とマジシャンが指示すると、その子どもは戸惑いながら手を入れ、ボールを取り出し始めた。
赤、緑、黄…確かに、3色のボールがそこには入っていた。

悠太たちは、驚きのあまり、キョトンとしてしまっている。
子どもたちを金縛りから解き放つかの如く、マジシャンは1人1人の頭をなでた。

それが終わると、マジシャンは最後に3色のボールにオマジナイをかけ…
カーネーションの花束へ変えた。それを惜しげもなく観客席へプレゼントすると、悠太が楽しみにしていたマジックショーは終了した。


ショーの後、スーパーへ移動する途中…
竜也は悠太に、「どうだった?」と尋ねてみた。

「すごかった。ボールが消えたの、全然分からなかった。なんでなんだろう…」

マジシャンに魅せられた悠太は、手を閉じたり開いたりを繰り返しながら、
その理由をずっと考えている。

「おとうさん。マジックって、どうすればできるの?」

「手先を何度も動かして、本に載っているマジックを毎日繰り返し練習するとできるみたいだよ。
 おとうさんは、それでもできなかったけどさ」

「…そんなに難しいんだ」

竜也は、悠太の期待していた答えができず、どうフォローしようか考えていた。

「ボク、おとうさんができないマジック、練習したい。
 おとうさんとおかあさんを驚かせてみたい!」

と悠太は口にした。

竜也は妻と一緒になって、思わず笑ってしまった。
竜也は、親の目の前でマジックを得意げに披露する悠太の姿を想い浮かべた。

<Postscript>

今回の習い事のテーマは、“変化”だったのですが、、、
先日、友人のお誕生日会が田町の芝浦たむくで開催されたため、「課題を書く直前に、テーブルマジックをたまたま目の前で見てた」のです。それをヒントに書いた今回は、「これくらいならできるかしら?」という感じの素人発想で、まさに“妄想を膨らませてみた作品”といったところですね。

そういえば、話は変わるのですが、今年になって、マジシャンともたまたま知り合いました。
以来、仲良くさせて頂いている(※何故か“ピヨタン”と呼ばれている)のですが、そこの息子…ウチの1つ上で、なんと名前が全く一緒だったりします(※注:漢字のみ)。僕自身、あまり見たことのない漢字の並びでもあるため、「こんな巡り会いもあるんだなぁ…」という感じでしたが、2人ともこの作品の悠太のように、“イイ子”に育って欲しいものです♪(^▽^)/


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