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希望ある未来にしてみる意識
先週の日曜日、「星新一展」を見るために…
自宅近所にある世田谷文学館へ行ってきました。「ショートショートの神様」と呼ばれるくらい有名な方ですからね。「時間ができたら行きたいなぁ…」とは思っていたのですが、仕事をはじめ、色々なことが忙しくて…。ちなみに、本名の“親一”という字の組み合わせに関しては、父であり星製薬の創業者である一氏のモットーである、「親切第一」の略だそうです。自分自身、最近…寂しい話かもしれませんが、「親切」という言葉を聞く機会が減っていた気がします。とても新鮮な気がしました。
…それはさておき、この展示会に関して。
自分の興味に十分応えてくれるような内容だったと思います。小学校の教科書かなぁ…初めて読んだときを思い出すような、そんな温かさがありました。例えば、ショートショートの原点に関して、「昔の苦労した経験とか、星製薬倒産の経験などが活きている」というようなコメントを残しておりました。そして、「こんな苦労をしたときに、こうなったら良いなとか、面白いなと思ったことを素直に描き綴っている」という感じだったんですよね。
要は、「発想方法の転換が重要」という感じですかね。今のような時代には必要でしょうね。
例えば、希望のイメージをモノに置換する発想とか…ヒーロー的なイメージを凡庸な言葉で形にするならば、「秀才ロボット~くん」とか…そういう感じですかね。良いですね。一昔前の漫画のようで♪w 星新一は、ぬいぐるみに対してもキチント名前を命名して、愛情を注いだり…自身のサインには未来型の鶴を描くなど、作品以外の面でもショートショートに通じることをしていたようですからね。人間的に、「変わっている…」という言葉で括られがちですが、発想力や客観的な分析力という意味で優れていたことは確かでしょう。
一方で、彼のメモの細かさは衝撃的でした。
非常に細かい字で、凡人には解読不能なレベル…まるで暗号のようでした。プロ意識が高いというか、「周囲の人間からアイディアを盗まれないようにしなければ…」という意識を働かせながら作品を生み出していたのかもしれませんね。この秘匿主義的な面も興味深かったです。
予想以上に繊細な作家でしたよ…星新一は。
個人的には、「希望ある未来にしてみる意識」を常日頃から持つとか…これからの時代を生き抜くための良いアイディアも貰ったような気がします。
〆
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「カティンの森」のおはなし
日本では、あまり話題になっていないような印象を受けますが…
ポーランドのレフ・カチンスキ大統領と同行していた妻のマリヤ夫人、さらに多数の有力政府高官などを乗せた大統領特別輸送機(Tu-154M 101号機)が10日、ロシア連邦西方のスモレンスク北飛行場への着陸進入中に墜落し、乗客乗員96名全員が死亡する…という非常に痛ましい事故がありました。
このようなケースの場合、、、
「ご冥福をお祈り申し上げます…」というお決まりの一言で片付けられてしまうのが常ですが、ポーランド人の方の心情を斟酌すると、そんな定型的な対応は非常識と言わざるを得ないような気がします。なぜならば、この飛行機はポーランド主催の…カティンの森事件70周年の追悼式典に出席するポーランド共和国政府訪問団を乗せた、特別なものであったからです。。。
「カティンの森」 アンジェイ・ワイダ監督 [公式サイト]
評価:「★★★★★」
前述したニュースも大きなキッカケとなりましたが…
日曜日に、近所の下高井戸シネマで、「カティンの森」を1人で鑑賞してきました。映画の内容云々よりも、まずはこの事件が起きた時代背景などを触れる必要があります。
時は、第二次世界大戦時の1939年9月。
ポーランドの西側からはナチス・ドイツが、東側からはソ連が其々侵攻してきました(※ソ連は宣戦布告なし)。独ソ不可侵条約の影響もあり、両挟みとなってしまったポーランドは敗北を喫し、国家は分断され、東部はソ連の占領下に置かれることになりました。そして、武装解除されたポーランド軍人や民間人はソ連軍の捕虜となり、強制収容所へ入れられてしまいました。
その後、1941年6月。独ソ不可侵条約は破棄され…
独ソ戦が勃発することになるのですが、同年8月、ナチス・ドイツ軍はソ連のスモレンスクの街を占領することに成功します。そして、ドイツ軍は、「スモレンスク西方20kmに位置するグニェズドヴォ村へ1万人以上のポーランド人捕虜が列車で運ばれ、銃殺された」という噂を耳にします。
そして、1943年2月27日…
ドイツ軍はカティニの森において、ポーランド人将校の遺体が埋められた場所を発見します。さらに、再度調査を行った3月27日には、ポーランド人将校たちの遺体が7つの穴に幾層にも渡って埋められていたことも確認します。報告を受けた中央軍集団参謀のルドルフ=クリストフ・フォン・ゲルスドルフは、「世界的な大事件になる」ことを確信し、国際的に通用しやすい「カティン」の名を取って、“カティン虐殺事件”という報告書を作成します。そして、中央軍集団から国民啓蒙・宣伝省に送られると、宣伝相のヨーゼフ・ゲッベルスは対ソ宣伝に利用すべく、事件の大々的な調査を指示します。
この調査により、遺体は死後約3年は経過し…
コルジェスク収容所に収容されていた捕虜であること。あと、遺体は何れも冬用の軍服を装着し、後頭部から額にかけて弾痕が残り、後ろ手に縛られた結び目が「ロシア結び」であったことなどが…「ソ連軍によるもの」という大きな手掛かりになったとか。それでも、ソ連側の声明は…「“カティンの森事件”はドイツの謀略であった」の一点張り。。。
そして、第二次世界大戦終結後…
なんと、この事件に触れることはタブーとされてしまいます。ポーランドがソ連の衛星国となってしまったことや東西冷戦の影響など…色々な事情が重なったからです。しかし、第二次世界大戦後もポーランド国民の反ソ感情は強く、ベルリンの壁が崩壊した1989年、ソ連の学者たちはヨシフ・スターリンが虐殺を命令し、当時の内務人民委員部長官のラヴレンチー・ベリヤなどが命令書に署名したことを遂に明らかにします。さらに、翌年の1990年には、カティンと同じような埋葬の跡が見つかったメドノエとピャチハキを含め、ソ連の内務人民委員部がポーランド人を殺害したことをミハイル・ゴルバチョフ大統領も遂に認めることになります。
以上の通り、今では事件がソ連の手によるものだったという事実が明らかになっておりますが…
50年間にも渡り、こんな凄惨な事件が真実が闇へと葬られてきたことは絶対に許されるべきことではありません。この作品を通じて、カティンの森事件に巻き込まれて父を亡くしたワイダ監督がポーランドで見てきた事実の伝承に対する執念など、強く感じ取ることができました。
それだけに、この作品で切り取られたヒトコマヒトコマ…その内容は、とてもリアルです。
重く、苦しく…シツコイくらいにズシッときます。凄惨なシーンも少なくなく、倒れた人の数は数えられないほど…。後にポーランドが辿った歴史も少なからず知っているだけに、ソ連軍に対する憤りも強く感じました。その影響か、最後のエンドロールで自分は凍りついてしまいました。「ここまでやるか?」と思ったし、真っ直ぐ家へ帰ることも困難なほどで…まさに、「立つのもやっと…」という状態でした。。。
この作品ほど、涙なくして観た作品…自分の記憶の中では殆どないと思います。
映像を直視するのも大変だったのが本音でしたけど…凄惨な歴史ほど目を背けてはいけないと思うし、いつか自分のためになるような気がしてなりません。
〆
<Postscript>
余談ですが、ポーランド人と話したことが1度だけあります。
日本ではなく、旅行先のパキスタンのフンザで偶然。若い男の子で、人懐こそうな感じで本当に良い子でしたよ。カメラ片手に、色々なものを楽しそうに撮ってました。あのとき以来、ポーランド人に対するイメージが良かったりするのですが…今となると、「カティンの話もすることができたら良かったなぁ…」と思わずにはいられませんね。
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1坪4席の日本一小さい?イタリアン
水曜日の22時頃ですかね。
仕事帰り、経堂の駅で久々に地元友達に逢いました。こんなことって久しくなかったような…。
偶然にも同じ列車(※多摩急行)に乗車していたのですが、乗車位置は全く違った模様。
とりあえず、お互い喋る者同士なので、、、
こんな偶然でも、立ち話程度で終わる訳がありません。お互いの近況報告も兼ねて、駅近くのお店へ立ち寄ることにしました。今回は、駅の目の前のセントラル経堂の地下にある「ラ・ローザ」という…たった1坪のイタリア料理屋。席数は、なんとたったの4つ。過去に立ち寄ったお店の中で1番狭いと思います。目黒勤務の際、度々行ってた和食の創作料理店・太にしたって、その倍以上はあるし。イタリア人の店主・トフィーさんは松濤にあるMarというお店などでの勤務経験もあるのですが、どうもマイペースにやりたかったらしいです…でも、「この広さはその究極でしょう?」みたいな。初めてお店へ来訪した場合、誰もが確実に驚くと思います。。。
例えば、店主が赤ワインを飲みながら料理を作るとか、、、 |
ちなみに、トフィーさんが作ったパスタもニョッキ…共に、美味しかったです!
…実は正直な話、自分はニョッキはあまり得意な訳ではないのですが、それでも自信をもって、「好み」と言うことができます。ただ、その量は1人前が2人前だったり、ワインも溢れんばかり…という感じで注いでくれるのが名物のようなので、お隣の…明大中野高校の先生(※ちなみに、この先生は多くの有名人の恩師でもあり、話も面白かったです)&その教え子という2人組のお客さんと、ワインは自己処理できるので、ともかくw…料理はお互いで注文したものを分け合う形で楽しみました♪
…そんな訳で、「いきなり1人で行くには勇気がいる店」ではありますね。。。
そうそう、お値段に関しては…
トフィーさんがお釣りを出すのが面倒くさいのか、お札だけで全て済ませてしまうような印象を受けましたが、そのお値段…個人的には、「かなり安い」と思いました。
…ある意味で心配になります。
でも、心の底から応援したくなる好店です!
余談ですが、トフィーさん的には…
自分の顔がフローラン・ダバディ氏に似ていて面白かったらしいです…(;^^)
(※あんな格好良い方に例えてもらうと逆に恐縮です…)
〆
<Postscript>
ちなみに、このラ・ローザ…最近、マスメディアにも結構取り上げられているようです。
中日ドラゴンズの落合監督も来るとか来ないとか。落合氏は土地勘ありますからね…(;^^)
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