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  • 【07-A. 作品関連 音楽】の親カテゴリは、「07. 音楽関連」 です。

  • [ 2009年6月 6日 16:11 ]    言葉の力を再認識したくなる-徳永英明編-
  • [ 2009年4月 4日 20:06 ]    ペンタゴンが懐かしい-GOING UNDER GROUND編-
  • [ 2009年3月29日 10:34 ]    From NYC 2 -JUJU編-
  • [ 2009年3月15日 06:36 ]    茜色のような作品-木山裕策編-
  • [ 2008年1月19日 14:47 ]    From NYC -JUJU編-

言葉の力を再認識したくなる-徳永英明編-

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Written  By  New-Can  [ 2009年6月 6日 16:11 ]    1   Web Clap
Category  07-A. 作品関連 音楽
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カバーアルバムやベストアルバムは多々発表されておりましたが…
オリジナルアルバムとなると、「My Life」以来4年7ヶ月振りとなる、德永英明(※"?"となってしまうため、タイトルだけは漢字を変更しました)の「WE ALL」を今回は取り上げたいと思います。個人的には、“大好きなアーティストの1人”ということもあり、書きたい気持ちを抑えられなくなりました…(;^^)

ちなみに、今作はオリジナルアルバムとしては…
「Revolution」以来、約17年7ヶ月ぶりにオリコンの週間アルバムチャートで首位を獲得することになったのですが、男性ソロアーティストとしては、矢沢永吉と長渕剛に続く…3人目の3年代連続でのオリジナルアルバム首位獲得者(※1980年代:「BIRDS」、1990年代:「JUSTICE」&「Revolution」の2作)となる、まさに“記念すべき作品”となりました。尚、1980年代にデビューした男性ソロアーティストとなると、初めてだとか。。。


<WE ALL> 評価:「★★★★★」

オリジナルアルバムとしては15作目。
4年半以上の空白があったためか、珍しく?13曲(※初回盤のBは、2007年にKinki Kidsに対して提供した「永遠」を加えた14曲)も収録されていたりします。ちなみに、先行発表曲は、「#1:ことば」、「#2:花束」、「#3:砂時計」、「#4:小さな祈り~P.S.アイラヴユー」、「#7:翼はなくても」、「#9:やさしいね」の以上6曲です。


出だしから4曲連続で先行発表曲。これは極めて珍しいケースだと思うのですが、、、
そんなことよりも、まず…曲のタイトルのシンプルさに目が行きました。アルバムタイトル曲やサブタイトルを除くと、英記号が一切使われておりません。どこか文学的というか、計算されているような気がしましたが、チョット深読みし過ぎでしょうか…(;^^)


でも、そんな深読みをしたくなるくらい…
今作において、自分は「言葉」が気になりました。言葉が。。。
詞の中で、何度も出てきたり、それを浮かばせる情景があったり…その印象が強く残ります。それを明確にしたかったのでしょうか。1曲目は先行発表曲でもありましたが、「#1:ことば」です。妙に興味をそそる平仮名のタイトル、前奏、詞、歌声、曲調…どれもが德永氏らしいし、穏やかな雰囲気に溢れていて、非常に素晴らしい出来だと思います。彼の曲を20年以上聴き続けてきた1人としては、この曲でオープニングを飾ってくれたことがとにかく嬉しかったです。“德永英明といえば、バラード”というイメージが浸透しているかと思いますが、この曲を通して、過去を肯定している感じがしましたし、久し振りにオリジナルアルバムの出来に対する自信も窺えましたから。自分だけなのかもしれませんが、ここ何作かはどこか迷いが感じられて…100%の力が発揮されていない感じでもどかしかったんですよ。正直な話。


個人的には、德永英明というアーティストは…
『熱唱系よりも詞を語りかけるような感じのメロディを志向している作品の方が好き』なんですよ。今作で申しますと、例えば…3拍子の「#7:翼はなくても」やCMでもよく耳にした「#11:大事にするよ」といったバラード共に、名曲として推したいですね。「壊れかけのRadio」や「もう一度あの日のように」、「FRIENDS」といった曲は…確かに、彼の代表曲に値するものだと思うのですが、そんな作品がどこか過渡期的な作品に映ってしまうくらいの魅力、絶対にあると思うから。


ただ、そう思えるか思えないかの分かれ目は…やはりアレンジでしょう。
今作は全般的に抑揚感のあるアレンジが際立っていたと思うのですが、こちらは…当初の予想を大幅に上回る好評を博した「Vocalist」シリーズに引き続き、平原綾香嬢の「Jupiter」の編曲やプロデュースなどに携わったことでも知られる坂本昌之氏によるもの。時に歌謡曲のノリが隠されていたり、時に德永英明というアーティストが見せる強さが垣間見えるなど、コントラストに関しても申し分なしです。瀬尾一三氏の中島みゆき調?も良いとは思うのですが…時として、彼独特の柔のメロディが打ち消されてしまうケースも時としてあるので、このコンビ…今後も継続を望みたいところです。。。


個人的な印象でしかありませんが、德永英明メロディの特徴というのは…
『音符や休符を細かく配し、切々と訴えかけるところにある』と思うのです。この良さを美しさを余すことなく出す最良の方法は、やはり1歩引くことだと思うのです。彼のカバー曲は美しかったかもしれませんが、彼のオリジナル曲の方が好きな自分にとっては、比較論で申すと…メロディから彼らしさが排斥されているような感じで、聴けば聴くほど物足りない気持ちがどうしても残ってしまったから。そんな印象は、今作には全くありません。愚直な迄に貫かれてます。


あと、「#10:透徹の空」や「#11:大事にするよ」なんかにも言えますが…
大きく捉えて、A-B-Aで構成された曲に関しても、ここのところ好調だなという印象を受けます。今迄以上に美しさを感じます。A-B-Aは盛り上がったところで、もう1度戻してしまうので、作る側としては怖さもある曲展開だと思うのですが、今の德永英明には年齢的にもそれがとても合っているような気がします。


あまりにタイアップが多いので、各曲の細かい解説は割愛しましたが、、、
その他に個人的に好きなのは、Bメロの出だしがイルカの「なごり雪」のBメロの出だしと一緒で、少しだけドキッとしてしまう…「#5:輝きの詩」や歌謡曲調の良さが光る「#6:ガラスの星座」、キャッチーなサビが印象的な「#8:風と空と海と」…といったところですかね。良い意味で、前に突っ込み過ぎていないときは、そよ風のようというか、川の流れのようというか…そんな感じで時が流れているような錯覚を覚えます。10年前に発表された、好作品が多数収録されている「honesto」に収録されている各曲を聴いたときのような清々しさを個人的には十分堪能させてもらいました。


…それくらい名曲が揃ってます! 翳ませてはいけないと思ってしまう作品です。
個人的なオススメレベルは、「honesto」と双璧と言っても良いくらい。『アルバムの総合評価としては、迷うことなく★5つを付けられる作品』です。

〆

<Postscript>

ただ、1つ残念な点を申すとするならば、タイトル曲のメロディの中途半端さで…
これだけは若干浮いているなという印象は否めませんでした。ポップ調の「#12:愛をえらぼう」をラストにするのも悪くないような気がします。

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ペンタゴンが懐かしい-GOING UNDER GROUND編-

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Written  By  New-Can  [ 2009年4月 4日 20:06 ]    Web Clap
Category  07-A. 作品関連 音楽
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今回は、前回紹介したJUJUのアルバムと同じ日に発売された…
GOING UNDER GROUNDの「LUCKY STAR」を取り上げたいと思います。彼らと同世代の自分は、キン肉マンをTVなどで当たり前のように観ていた世代ですけど、まさか「★といえばペンタゴン!」みたいなジャケットにしてしまうとは…ね。最初見たとき、ビックリしましたけど…良いですよね。こういうのも。個人的には、懐かしい気持ちになります。


<LUCKY STAR> 評価:「★★★★★」

彼らがメジャーデビューしてから7作目となるこのアルバム。
味わい深い楽曲とVocal・松本素生の爽やかな歌声から「せつな系ロック」とも称されているようですが、シングルで大ヒット曲を出していないこともあって、自分自身…アルバム単位でキチント聴き込んだことが実はありませんでした。。。


しかし、昨年末だったと思うのですが…
彼らの曲をTVの深夜の音楽番組で偶然聴く機会があり、それ以来、自然と聴く機会が増えてきました。キッカケとなったのは、今作における唯一の先行シングルである「#14:いっしょに帰ろう」です。序章のような、切ないバラード調の出だし~管楽器をフューチャーした間奏。そして、テンポを上げて本題が始まる…みたいな起承転結の流れがハッキリしている、この曲。2番の後にも、ポエトリー・リーディングみたいなものを少し入れて、テンポを変えたり…小細工色々。それでも、疾走感ある曲の中で、どれも調和しているのです。そんな曲においては、ドラムが重要度は増すばかりだと思うのですが、サビをはじめとする重要な箇所でのシンバルのオープンクローズなど…最高のチョイスが散りばめられております(※バンドの楽曲で、こんなにも多用する曲は久々に聴いたような気がしますけど)。切なさや懐かしさみたいなもの…色々なものが込み上げてきて、とても印象的でした。話が早いかもしれませんが、個人的には2009年の名曲の1つです!w


シングル曲に対する印象はこの程度として、、、
GOING UNDER GROUNDというと、個人的には、「良い意味での王道アレンジ」、「サビを際立たせ過ぎない曲作り」、「言葉の乗せ方がオーソドックスなので、比較的詞を聞きとりやすい」というイメージを持っておりますが、彼らの魅力自体も、そんなところにあると思ってます。ただ、それは…例えば、好き嫌いという意味であったり、大ヒットに繋がらない遠因など…評価が分かれるところであるかなとも思ってます。


しかし、1曲1曲の新鮮味よりも、曲の惹き立て方…これは抜群の上手さですね。
結局のところ、今作は先行シングル以外の楽曲の出来も良いんですよ。


例えば、男性が草食過ぎる詞が印象的?な「#1:世界のまん中」、「#3:夕」(→“暮れ”という言葉が外されたタイトルは何故なのでしょう…既発表済の「南十字」にも言えますけど)、「#7:Mr.Lonely」、「#11:スローモーション」といったところのキャッチ―なメロディ。あと、Drums・河野丈洋が楽曲を作り、Vocalをとっている…ミドルテンポの「#5:ラストダンス」や、どことなくホフディランを想起させるような曲調の「#9:アワーソウル」も耳触りの良い優しいメロディは印象に残ります(※ただ、声質を考慮しているのか、両曲における演奏隊の重量感は劣りますけど)。さらに、「#6:トーキョー・キャンバス」やスローバラードの「#10:なんでぼくらは」といったところにも存在感があり、遊び感覚を感じる「#8:チェリーボーイ」も「1曲くらいあっても良い感じかなぁ…」いうアレンジには微笑ましい気分にさせられます。


ただ、詞に関しては、「歌」とか「そば」とか…
相手を意識した言葉が目立ちます。シングルのベストアルバム発表後、初のオリジナルアルバムということもあってか、「変わらぬ決意や思いを余すことなく表現しておきたい」という気持ちは分かるのですが、曲調だけでなく、言葉でも同じように攻められると…多少シツコイというか、お腹イッパイという印象は否めませんでした…(;^^)


でも、何度もリピートしたくなる作品です。オススメです。
配曲や取っ付きやすさ…このアルバムにおいては、そんな点がとても素晴らしいです!
評価を★5つにした理由は、納得して頂けるかと思います。

〆

<Postscript>

余談ですが、「アルバムタイトル曲が1番地味だ」と思ったのは自分だけでしょうか。
曲調や詞のテーマよりも、「ジャケットありきだったのかなぁ…」と思わずにいられません…(;^^)

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From NYC 2 -JUJU編-

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Written  By  New-Can  [ 2009年3月29日 10:34 ]    Web Clap
Category  07-A. 作品関連 音楽
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ニューヨーク在住のJUJUが3/4に2ndアルバム“What's Love?”を発表しました。

JUJUの年齢は非公表となっておりますが…
どうも自分とは1つ違いの同世代みたいですね(※JUJUの方が1つ年上)。前作の1stアルバムの時点で、なんとなくそれを予想することができましたが、その出来に関しても、「カバー曲過剰の昨今、時代を映し出したメロディのインパクトは大きかった。(中略)最近の日本の音楽業界は、どうも大切な何かを見失っているという印象が否めません」という感じで高く評価したので、今作もこちらで取り上げておこうと思います。尤も、最近はあの頃と違って、今作にも収録されているSpontaniaとの合作である「#2:素直になれたら」で知名度の方もググッと上がって来てますけど…(;^^)


<What's Love?> 評価:「★★★★☆」

今作もアルバムから先行してリリースされたシングル曲は概ね良かったと思います。
前述した曲は勿論ですが、7分近く美メロを楽しませてくれる「#8:空」。さらに、川口大輔が作曲し、彼が弾き語っているシーンがいかにも目に浮かぶ…彼らしいメロディが満載の「#14:どんなに遠くても...」は甲乙を付け難い素晴らしい出来です。ただ、直前にリリースされた「#12:やさしさで溢れるように」に関しては…残念ながら、この両曲と比べてしまうと、「前奏とAメロはともかく、Bメロ以降はメロディ運びに腐心した跡(※サビのインパクトが弱い)が感じられて、バラードシングルとしては愚作の部類かなぁ…」というイメージしか残りませんでした。


シングルの出来がアルバムの出来へと直結してしまうことは多々あります。
「2ndアルバムの出来は果たしてどちらへ転ぶのだろう?」という感じで、正直な話…少し嫌な予感がしたのですが、アルバムタイトル曲である「#1:What's Love?」…これが超良かったんですわ! 今迄聴いた彼女の曲の中でもベスト3に入るかもしれません。引き方が絶妙といいますか…クールでありながら、妙にNYの匂いが感じられる、そんなR&B。オケのループも自分好みで、そちらに耳が奪われそうだったのですが、JUJUの歌唱力もそれと見事に張り合った素晴らしい出来…「さすが!」という感じです。#1は必聴ものです。


しかし、今作を通じて自分自身が受けたインパクトに関しては、、、
正直な話、「前作ほどではなかった…」です。JUJUに対する免疫が少しできてしまった?のかもしれませんが、「迷うことなく、★4つかなぁ…」という感じです。前作よりも明らかに商業的な作品ですし、目指しているベクトルも少し曖昧になってしまったような印象を受けました。これはJUJU本人の意向もあったのかもしれませんが、#1の調子で聴いてしまうと…ジャンルのブレがあまりにも大きく、途惑いを感じたのは自分だけではないと思います。ちなみに、具体的には…

「#1:What's Love?」/「#5:My Life」⇔「#6:I can be free」/「#9:LOVE TOGETHER」

…ですかね。耳が肥えた方は、中盤辺りで何度かガッカリすると思います。
#5はJazzyで#6はロック調。そして、#9は20代の若い女の子用のPopsみたいな感じ…ですから。


上記のように音楽ジャンルを分けた場合…
個人的には、JUJUは左側のアーティストに当たると自分は思っております。たとえアルバムの中といえども、安易に矢印の右側のジャンルに手を出して欲しくないのです。#6はMaxi Singleとして既発表済だった楽曲ですが、そもそもアルバムに無理して収録しなければならないほどの楽曲だったかというと…個人的には疑問といいますか、むしろJUJUレベルの歌唱力があるならば、洋楽のアルバムのようにアレンジをガラリと変えたカバー曲の同居を1曲は試みた方が面白いというか、アルバムコンセプトという意味でも1本太い芯が通るような気がするのです。


例えば、今回ならば…来生たかおの「GOODBYE DAY」のカバー。
あれは、JUJUのオリジナル曲のような…非常に素晴らしい出来でした。来生たかおが作ったマイナー調のメロディは抜群ですし、「B面だけの使い捨てみたいな位置付けでは勿体ない…」と個人的には思うのです。。。


アルバムを通じてみても、既発表済の曲以外では…
「#7:sakura」と「#10:君がいるから~My Best Friends~」の両バラードの存在意義…これがやっぱり大きいのです。地味ですが、シットリと聴かせる前者とキャッチ―なサビが印象的な後者(※ドラムが生音だともっと良くなると思いますね)。趣は異なりますが、シングル曲にも劣らないような出来です。「アルバム内において、色々な曲が賑わっても…JUJUのアルバムの出来を左右するのは、やっぱりバラードでしかない…」と実感するのは自分だけではないと思います(※ちなみに、個人的には「#7:sakura」の方が好きですけど)。


そのためか、今作は個々の作品としては良くとも…
「トータルの出来としては、果たして…」という印象がどうしても拭えませんでした。


自分も含め、新曲をD/Lすることの方が多いユーザーも増える中…
アルバムの統一感という価値観自体が既に時代錯誤なのかもしれません。ただ、「彼女のポテンシャルが最大に発揮されるのは、統一感があるときだ」と自分は思うのです。それだけの歌唱力があるだけに、「もっと偏った本格的なアルバム」を聴いてみたいです。本作の中にも収録されているような、好作品が充実したような作品を。。。

〆

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