第10回のテ〜マ:旅(2000.7.29.)

 30日から、俺は夏季休暇を使って、1週間ほど旅行します。ただ、いつもと今回は違います。こんな長いのも久し振りで、そのくせにしかも、そのシナリオの中心となる役者を、敢えて基本的に自分だけにしたのですから…。ちなみに、今後もよほど旅についての価値観が合う人がいない限り、期間が長い旅行だけは、おそらく…『こういう形を取るコトの方が多いかもしれないなぁ…』と、自分では思ってます。

 なぜ、こういう考えをするに至ったか? 結局、『遊び』と『旅行』はキチント区別したいという気持ちがあるからです。遊びは、極端な話…気持ちを完璧に1つにする必要性が、あまりナイ…アバウトなモノだと俺は考えます。例えば、12〜3人で遊んだとき、自分に1人嫌いなヤツがいたとしても、他の面子と、もしくは場の雰囲気を上手く楽しめれば、その苦については、あまり多くを感じるコトがナイからです。しかし、旅行については、そう割り切って考えられるほど簡単なモノではナイと、俺は考えます。っていうか、それが許されないモノだと考えます。学生時代に、旅に出る前に解決できた問題を旅にまで持ち込まれ、『旅の途中で、その旅に参加していた面子にハブにされる』という経験を、俺がしたせいもあるかもしれませんが…。とにかく、『こういうトコだけは、完璧主義でいたい』と思うヤツなのです。

 こんな俺ですが、“目標にしたい旅”というモノがあります。ご存知の方はいらっしゃいますでしょうか? 沢木耕太郎氏著の『深夜急行』という作品を…。筆者である沢木氏が若いときに、香港から欧州まで、1人で旅した体験を、ありのままに書いたモノなんですけど、これがいやいや…素晴らしいモノでねぇ…(;^^)。TVでも特番形式で放映されたんですけど、大沢たかおが主役を演じてたの。あれに対して、俺は感動を覚えずにはいられなかったのよ。要所要所で映し出される景色も素晴らしかったですし、井上陽水氏の『積荷のない船』という曲も最高にマッチしていましたし…。

 ナルシストになるようで嫌ですが、俺は…こんな感じで、旅は…『想像力やその他を豊かにするモノだ』と考えます。頼れる人って、結局…旅とかが、好きな気がするのです。そういうトコで、ときには…困難に陥って、色々学んだから、普段の行動や言動が要所要所でシッカリしだし、いつしかその応用が利くようになってた…そんな気がしてならないのです。肝心なときに、時間があったら、1人で自由きままに旅ができる人は、クレバ〜だと俺は思いますもんね。

 あっ、ココで余談を話すと…この“自称・エッセ〜(謎)”のタイトルである『秘密の積荷』っての、実は先程書いた…陽水氏のまさにその曲のタイトルをヒントにしたモノだったのです。“積荷”という言葉に対し、心の中の不安や希望をいろんなモノが、上手く混在し、旅の一種である人生とかを語る?にも、最高の言葉である気がしてならなかったのです。

 ってな訳で、今回のテ〜マである旅についても、“積荷”という言葉はいろんなモノが当てはめられる気がしたので、俺は…そんなコトを考慮した詩を考えてみました。ポエマ〜になりました(爆)。愚作ですけど…(腐)

大海を突き進む船は 旅人の心のよう…
“積荷”を抱えながら ある目的地へと向かってる

港に停泊してる船は 旅人の心のよう…
“積荷”を下ろしながら 次の目的地を見つめてる

大海に飛び出す船は 旅人の心のよう…
“積荷”は揺られながら ある目的地を待っている

 いかがでしたか? メチャクチャ難解なモノになってしまいましたが、今回のモノは、陰と陽の俺の心を多少映し出したエッセ〜だと俺は思ってます。今回の旅をする前に、愛する旅について…言いたかったコトが書けた気がします。もし、この旅によって、俺に対して…たとえ不幸が訪れたとしても、『俺は、自分の人生に後悔はしません。決して、後悔はしません』…と書いたところで、記念すべき?第10回を終わりにしたいと思いますぅ…。

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