第21回のテ〜マ:ささやかな祈りよ…(2001.6.10.)

 最近、仕事等で超忙しくて…【スポーツ観戦】だけでなく、実は【ニュース】さえも見れなくなっています…(;^^)。昨日、一昨日も見れませんでした…。8日金曜日は、部署の新歓から結局4次会まで続いて、朝の4時まで飲むコトになったので…(核爆)

 で、9日のお昼頃に起き、【新聞の一面でも読もうか…】と思って、一面を見た瞬間、ただただビックリ。大阪の小学校で児童殺傷事件があったようだ。で、犯人はどういう人かを読んでみると…どうやら、【精神分裂症】であったらしい。で、さらに読んでみると…【俺は、精神病院に通院しているから何しても無罪だ】みたいなコトもホザいていたらしい。常識を超えた開き直り、甚だしい限り…。

 イエモンの“JAM”という曲の詞のようであるが、こういう情報を知ったとき、人は一体何を思うのであろうか…。最近の殺人関係の事件だと…例えば、弘前の武富士での事件、浅草での女子大生が殺害された事件、京都でメル友2人を殺害した事件etcが思い浮かぶが…。ちなみに、俺に関しては、【残された被害者側の方々の気持ち】や、【今後、他人をどう見るべきなのか?】というコトを考えずにはいられなくなる。

 そんな自分自身なのであるが、最近“怖い”と思うのは…殺人事件が起こる度、上記で挙げた事項の後者について、よく考えるようになったコトである。これは、実にイケナイ傾向だと…自分自身、思ってる。ただ、こうなってしまったのは…やっぱり、自分にもチョット身近な?ネット絡みの事件が増えてきたせいかもしれない。メ〜ルがパソコンだけでなく、携帯電話でやり取りできるようになってからは、その手の事件をしょっちゅう耳にするようになったし…。

 あと…俺自身の性格が、【地球上の人間、誰もと仲良くなりたいと思っている典型的なタイプ】で、そうなるために、まず…【他人を疑いの目で見ないというコトが大切だ】という考えの基、比較的生きてきたタイプであるが故かもしれないとも思う。そろそろ、多少修正しなければ、痛い目に遭うかもしれないのかなと…。

 とにかく、最近…凶悪な事件が起こる度、俺は人の表裏が本当に怖くなっている。今回の大阪の殺傷事件で被害に遭った子供達を思うと、泣けてくる。本当にカワイそう過ぎる。俺でさえも、生では見たコトがナイ世界を見てしまったのだから…。本当に早く知り過ぎてしまった。彼らには、一生残るような気がする。ただ、TVを観てた彼らと同年代の子供達にも、もしTVを観ていたら、少しは残りそうな気がする。そう考えると、今の時代はアナログ生活の方が余計な情報が伝わらなくて良いのかもしれないとさえ思う。今、仮に自分に子供なんかいたら、俺はさらに強く思うかもしれない。刺激が強い、子供が知らなくて良い情報がとにかく多過ぎる…。ニュ〜スの事件の内容についても、刺激が強過ぎるのが増えてきて、もう、【ニュ〜スなら…】という気分にも、俺はとてもなれない。

 おそらく、情報が簡単に入る今の都会において、純粋な心を持った子供を育てるのは至難の技となっている気がする。【最高の夢物語を提供してくれる“ドラえもん”だけを子供に見せている方が、良い子に育つな】とも思う(笑)。マジで冗談抜きで、【グロ〜バルな意味での夢、愛が欠如してしまった時代】に日本は入ってしまった気がする。俺が思うに、【この先はさらにサバイバルな時代が待ち受けている】…そんな気がしてならない。こうなればなるほど、精神のカウンセリング機関のさらなる充実が必要となるコトは間違いナイ。

 20世紀後半、俺は“技術進歩の時代”であったと思う。目覚ましい限りであった。この後に続く21世紀前半、俺は“心の進歩の時代”でなければいけなくなっている気がする。昨今の事件を見ていると、明らかに進歩した技術に心が付いて行けなくなっている人が多い。便利なツ〜ルを使用している人の目的も、浅はかになっているとしか思えない。“心技”という言葉があるが、これが物語っている気がする。結局、この2つは常に隣り合わせになのだ。そう考えると、やはり両者においての進歩においても、隣り合わせでなければイケナイはずである。

 最後に…今回の大阪の事件は、精神分裂症の人がそこらへんをフラフラしているというコト自体が、俺は問題だと思っている。被害者側にとっては、【我が子を殺された上に、それについて謝ってももらえない】という可能性も多分にあるし…。人種差別かもしれないが、【精神分裂症は、不治の病】とさえ捉えるべき、研究の余地があり過ぎるぐらいの病気であると思う。今回のように、将来を担うかもしれない人材を失ったコトで、この病気をもう1度、様々なアングルにてクロ〜ズアップして頂きたい。無残にも散ってしまった生命を、絶対にムダにして欲しくないと思うのは、俺だけではないはず…。この俺の思いが、1人の“ささやかな祈り”として天に届くコトを切に願いながら、久し振りに難解なテ〜マとなってしまった、第21個目の積荷の箱詰めを終わりにしたいと思います…。

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