第52回のテ〜マ:【オフに求めるモノ】(2004.01.04.)


 いきなりで難ではありますが、2004年は元旦から世間巷で言われる…【オフ会】なるモノをやりました。【自分らが大好きな某沖縄料理店で飲食しつつ、ボウリングやビリヤードを愉しむ…】みたいな。【好きだねぇ〜?】と言われる方もおりましょうが、申し訳ないですが、その方が想像されているレベルのオフは、客観的に観て…低次元のモノしか見て来なかったのだと思います。もしくは、思考範囲をメディアに揺さ振りをかけられて、頭デッカチになってしまったのでしょう。俺だって、そんなモノが予想付くオフには、今は絶対に出ません。“身の安全”も考えますから…。

 と言うのも、今でこそ言えるコトではありますが…とあるサークルにて、自分は痛い目に遭っているのです。そのときは、まだネットではなく手紙のやり取りがベースとなっておりましたが、本コーナー・秘密の積荷の小規模版みたいなモノを会報に書いていた際に、とある人間に大批判を食らったコトがあります。確かに、自分自身に言葉足らずな所もあったとは思いますが、大批判をした相手の手紙の内容が全て俺自身の人格そのものを否定するという不愉快極まりない内容でした。あのとき、思いました。【実は、批判する方が人格が問われているんだ】と…。それ以来、下記の2点…心の中で誓いました。

・自分が思うコトを書く際は、理由を事細かにトコトン書く。
・他人の批判するときは、1度持ち上げてから批判し、最後にもう1回持ち上げる。

 しかし、そう誓って生きてきたものの…ネット界でも、オフで痛い目に遭ってしまいました。オフに出だして、3〜4回目という頃でしたでしょうか。とんでもない人間に“遭って”しまいました。【この人、良さそうな人だな…】と思いきや、実は真の目的が【宗教勧誘】でした。現在の掲示板も荒らされ、さらに悪いコトに住所も交換してしまったため、当時の自宅迄押しかけられてしまいました。【男で年上】というコトを活かしたとも言える…それは許し難いコトばかりでした。

 この2度の経験から…相手に対して、【〜位は分かるだろう?というコトをベースにして、物事を考えてはダメだな】と思いました。併せて、【相手を疑うコトも、時に必要なのだろうなぁ…】と思う様になりました。そう考えて行った末の結論として、痛い目に遭ったオフに関しても…【自分の人生観みたいなモノを多少醸し出した上で催してみたい!】と思う様になりました。

 それ以後、実際の話…単発モノに関しては、自分主導で何回か催したコトがあります。学生時代には、カナダから日本に一時帰国して来た人間を“オフ”という形で迎えたコトだってあります。そのうち、1人は未成年の女の子であったのですが、その際の写真を手紙で送るときに、併せて別途両親宛に手紙を書きました。【怒られて当然だ】と思いましたし、怒りの矛先は、幹事であった俺宛にして欲しかったので、敢えてそう仕向ける様なコトをしてみました(→ちなみに、怒りは飛んで来ませんでした:^ ^;)。やはり、こういうときは…【年長者が責任を取らねばいけない!】と思いますし、結局…年下は年上を見て成長しますからね。些細なコトに対して無責任であると…人格形成に影響を与えると思いませんか? 手紙に関しては、あくまで気持ち程度のモノでしたが…。

 という訳で?、こんなこんなで過去を振り返って行くと色々あった訳なのですが…2〜3年前ですかね。自分も含め、就職してからネット界から離れる時間が増えたコトにより、キッカケがネットであった関係は、残念ながら…自然淘汰されて行ってしまうモノが増えてしまいました。HPを持っている人間を中心に、“何があろうとも、ず〜っと健在”的な関係にもなりましたが、恒例化していたオフが突如消滅するモノも増えて行きました。

 そんなコトもあり、別のオフ等も幾つか見るために出てみたのですが、どうも自分が考える様なモノとは大きな隔たりがありました…。おそらく、そんなときだったと思います。ココ数年、軌道に乗っている“オフ”の骨格を作ったのは…。確か、あのとき…個人の意見としては、たぶん下記の様なモノを案として出したと思います。

@“参加者”や“男女比率”、その他余計な数字を意識した様なオフだけは絶対に催さない!
 あくまで、参加者全員が顔を合わせて話ができる様な形でやろう!
A【ネットをせずに生きていたならば、出会えない!】と思われる人との出会いがあるコトを喜ばし
 きコトと考え、趣旨に賛同してくれる人間であれば…
 【他チャットの人間だから参加させない!】等は、“一切関係無”にしよう!
B同世代としか話ができない様な人間は参加資格無。異性、勧誘等が目的という人間は論外。
Cソコらのオフの会場となる様なチェーン店を利用するコトは、できるだけ止めよう!
Dオフの内容がマンネリ化しない様、幹事は順番にやりましょう!
E“宿泊モノ”に関しては、メンバー間の大多数で納得できた場合は開催有としましょう!
F大きな祝い事?があれば、このメンバー間でも絶対に祝いましょう!(笑)
G長く続いて来たら、【オフ】という言葉で定義するのは止めましょう!

 最初、何名で始めたか…さすがに忘れてしまいましたが、牛歩の如くメンバーを増やし、自分を含む男:7名、女:5名が“現在のメンバー”という感じになっております。もっとも、各個人の諸事情、居住地区の関係等もあり、【今後も含め、全員参加となるコトはおそらく1度もナイかもしれません】が、“ドコよりも息の長いモノにしたい!”とは、メンバー皆が思っております。そういう意味で、【幹事たらい回し制度】は素晴らしい制度かなと思います(笑)

 その一方で、誰もが感じているコトであるとは思いますが、友達は多い程、人生は楽しいはずですし、自分に対してプラスになる様な機会も巡って来ると思うのです。そう鑑みた場合、個人的には前述したGの様にも考える人なので…【もう少しメンバーを増やしても、まだOKなのかなぁ?】という気もしております。【そんな会であれば、参加したい!】というコトでありましたら、自分も望んではおりますが、是非交流を持ちましょう! 連絡に関しましても、絶対に廻しますから(笑)

 最後にはなりましたが、自分の理想論として、ネットで作った友人関係も、結局は…【リアルで作った友人関係と同等でなければいけない!】と思っております。そう対応しなければ、相手に対して失礼ですし、後年…モノ凄く後悔すると思うのです。また、数字を意識したオフを催さないというのも…極端な話、某大学関連のスーパーフリーというサークル?の様な件も起こりかねないですし、普通に考えても…【自身の濃い友人関係をフルに使って、店を貸し切る迄の大きな飲み会を行うというコトはまず不可能に近い!】と思うが故です。

 結局、スタンダードラインというモノは、どんな世界にもあるはずで、オフに限らず…普段の会合においても、催す方も、そして参加する方も、それだけはキチント弁えなければいけないのです。然しながら、オフに限って言えば、メンバー間の顔&姿が見えづらく…初参加者にはツライ所があります。それにも関わらず、前述した様な条件を設けた上でオフなんぞを始め、現在も行っているという現状を考えると、やはりコレが催す側のせめてもの責任の明確付けとしては、良かったのかもしれません。心の中のどこかで線を引いてしまっていれば、元旦からはさすがに催さないでしょうし、最近では“オフ”と称すコトもなくなりましたしね。。。

 ではでは…本年も、また新しい誰かとの良い出会いを望みながら…【以上にて、今回のエッセイの積み残しは無】と致します。

『秘密の積荷(/。\)』のメニュ〜へ