§美穂の旅〜 PART 18 〜§ --- ケニア/タンザニア/ジンバブエ編(21通) --- ★2001年6月12日 17:58 は〜い、雄人さん、ごきげんいかが? NewCanはごきげん最高で〜す。旅行先も決まりました。 さっそく出発といきたいところですが、旅行前に英語で書かれた 薬の処方せんが必要なんですよ。今回の旅行先は 国内では購入できない薬が必要な所なんです。 その薬がないと命の危険もあるかもしれないので ちょっと時間はかかるけど、きっちり用意してから出発します。 それじゃ、用意が出来たら またメールします。 ★2001年6月13日 11:19 処方せんも書いてもらってきました。これで準備OK!! チケットの手配も完了したし、あとは荷物のチェックを残すのみです。 そうそう、あれもっていかなくては、ぐるぐる渦巻いた緑色の物体を!! よし、準備完了、それではいってきま〜っす。 行き先ですか、それは行き先は着いたときに知らせます(^_^) それまで待っててね〜と言おうと思ったのですが、ばらしちゃいます。 行き先はアフリカ大陸!! ★2001年6月14日 2:19 アフリカのケニアのナイロビに到着しました。  アフリカ、ケニア、サバンナ....広大な大自然が 私を呼んでいます!!が、まずは準備が肝心です。 今日はこれから書いてもらった処方せんを使って マラリアの予防薬を買ってきます。とにかく ケニアでは蚊に注意!! 既に体には虫除けスプレーを塗布済みです。 もちろん夜のために蚊取り線香ももってきています。 今日は薬を手に入れたらまっすぐ宿に行って これからの予定を吟味したいと思います。 ★2001年6月14日 5:06 あ〜、蚊、蚊、蚊にくわれた〜。カヤもつって蚊取り線香も 3つもたいたのに〜、どうしてどうして〜。予防薬だって すぐに効かないのに〜、どどどどどど〜ぢよ〜。 ま、まてよ、この食われた後は血を吸われた跡が二つ、 それも食われたあとが列を作っている.........って事は、 あんぎゃー、南京虫じゃ〜!!!!!!!!!!!!! 殺虫剤殺虫剤!!! あ〜南京虫に食われた〜、か、かゆいよ〜。 はぁ〜、しょうがないっすね。もう虫は無視して寝ます(^_^;) でも、かゆくて寝られないかも! ★2001年6月14日 15:18 ジャンボ!!雄人さん。 ジャンボっていうのはスワヒリ語での挨拶の言葉です。 結局、昨夜はかゆくてろくすっぽ眠れませんでした。 まだ強烈にかゆいです(南京虫にさされると、1ケ月位かゆみが 止まらないそうです...どーしよ〜(ToT))。 何ともはや、アフリカの大地に強力な洗礼をうけたような気がします。 まあ正確にはアフリカの虫にですね(^_^;)。おっと、そうそう、 昨夜いろいろと情報を仕入れた結果、最初のサファリは サンブル国立保護区に行く事にしました。ところで雄人さんは サファリの意味をしってますか? サファリとはスワヒリ語で 「旅」の意味だそうです。う〜ん勉強になるな〜この旅は(^○^) ★2001年6月14日 16:58 写真ナイロビ市内で見た野生動物です(鳥)。いくらケニアとはいえ、 街中では鳥位しか野生動物はいません。でもこの鳥、スズメによく 似ているのが気にかかります。 何で鳥の写真を撮っているかというと、サンブル行きのバスが 出発しないためです。もう出発の予定時間から1時間22分が 経過していますが、一向に動きだす気配がありません。う〜 どーなってるんでしょうか(T_T)。 お、ようやく出発するようです。それじゃ、次のメールは 明日出します。 http://www.iijnet.or.jp/teglet/pic/e_africa/af071.jpg ★2001年6月15日 16:03 おはよ〜、サンブル国立保護区の宿からメールします。 今サファリから帰ってきた所です。日中は動物も暑くて ろくすっぽ歩いてませんから、サファリは涼しい朝夕にだけ行われます。 午前5:30に出発して、保護区内をドライブしました。ガイドさんは強力に 目がいい(推定視力6.0)ので、はるか彼方からいろいろな動物を 発見してくれました。 間近で野生動物を見る事ができて、超感激状態です。夢中になって いろいろな動物の写真をとりましたので、後で整理していいやつを アルバムにのっけときます。 とりあえず写真の第一弾として、早起きしすぎて?あくびをする ライオンを送ります。 さて、これからしばらく木陰でうだ〜っとしながら写真の 編集をします。ここでは日中はうだ〜っと過ごすのが一番!! http://www.iijnet.or.jp/teglet/pic/e_africa/af044.jpg ★2001年6月16日 2:45 ジャンボ〜。スワヒリ語では「おはよう」も「こんにちわ」も 「こんばんわ」もジャンボです(覚えやすくていいですね)。 夕方もサファリにいってきました。朝には見なかった バッファローの群の数の多さに圧倒されました。もう少し 近づきたかったのですが、ガイドさんの話では、バッファローは 近づくといきなり襲いかかってくる性質をもっているそうなので、 遠くから望遠でとりました。 実はこの後、バッファローが一斉に走って移動を開始したのですが、 ものすごい地響きがしてすごい迫力がありました。その写真は.... 呆然としていて、撮るのを忘れました(T_T) http://www.iijnet.or.jp/teglet/pic/e_africa/af053.jpg ★2001年6月16日 17:04 おはよ〜、今朝もサファリにって言いたいところなんですけど、 実は今移動中です。実はマサイマラ国立保護区という所に、なななな なんと、すっごくエキサイトなサファリがあるそうで これからマサイマラへと向かいます。移動には丸一日位かかります。 次のメールは明日の朝にします。写真は泊まった宿の中庭に 餌をもらいにやってきた、リス。一応野生動物(^_^;) http://www.iijnet.or.jp/teglet/pic/e_africa/af022.jpg ★2001年6月17日 11:50 おはようございま〜っす。昨夜遅くにマサイマラに到着しました。 そしてこれから目的の............ (^○^) バルーンサファリに出かけます!!(^○^) 熱気球による空の旅!!すんごく楽しみです。幸い今朝は 風もなく、おだやかな気球日よりだそうです。さあ、のりこんで 出かけるぞ!! 写真はこれから乗る熱気球の内側です。さて出発出発!! http://www.iijnet.or.jp/teglet/pic/e_africa/af085.jpg ★2001年6月17日 13:07 は〜い、雄人さん。今気球から降りて草原のどまんなかで 朝食を食べています。何か爽快というか、いつライオンに 襲われるか気が気じゃないというか.......複雑な気分です。 このバルーンサファリは実は上空から動物を観察する事よりも、 気球で大平原の真っ只中に着陸して、そこでテーブルを広げて 食事をする事がメインの行事だそうです。たしかにガスバーナの音が すごくて動物なんてみんな逃げてしまい、せいぜい走って逃げる シマウマの写真位しかとれませんでした(添付しておきました)。 他に何枚か写真を撮ったのですが、ライオンに襲われるのではないか という恐怖感に耐えて写真を加工する根性がありません(^_^;)。 後で貼っておきます。 それはそうと、気球の着陸はまるで墜落のようでした。地面に3回も バウンドして、死ぬかと思いました。しかし気球をあやつっている ガイドさんは「これがバルーンサファリの醍醐味ですよ」などと うそぶいていました。そう言われると、怪我もなかったし珍しい 経験になったといえばなったし、よしとしようかな(^_^;) 今日はこれからタンザニアに移動します(マサイマラは タンザニアとの国境のすぐそばにあります)。 http://www.iijnet.or.jp/teglet/pic/e_africa/af012.jpg ★2001年6月18日 3:41 ジャンボー、ということでタンザニアのセレンゲティ国立公園にいます。 この国立公園はすごく広大で、東京都の7倍弱位の面積があるそうです。 到着するなり、さっそく夕方のサファリに出かけました。出会った 動物はマサイマラと似たりよったりです。そりゃそうですよね、国境で 分断されていても二つの公園は隣接しているのですから。 写真はマサイキリンです。お母さんを追いかける子供でしょうか(^_^)、 ほのぼのとしていますね。 http://www.iijnet.or.jp/teglet/pic/e_africa/af005.jpg ★2001年6月18日 20:17 今セレンゲティ国立公園から、ンゴロンゴロ自然保護区を経由して アルーシャの町に向かっている途中です。写真に写っている山は このあたりでは唯一の火山のレンガイ山です。 火山!!噴火....しないよね。頂上付近にかかっているのは 雲で煙じゃないですよね..... さて、気を取り直してバスに乗りこんでさらに移動します。 ところで、ケニア、タンザニアの両国ともポレポレ(スワヒリ語で ゆっくりの意味)精神と呼ばれる、何でものんびりやろうという 文化というか風潮とというかがあります。しかーし、バスや トラックの運転だけは違います。バス対大型トラック、バス対バスなどの 壮絶なカーチェイスが行われます。本当にバスで移動するときは 命がけという感じがします(聞いた話だとやはり事故が多いようです)。 予定ではアルーシャ到着は夜の7時の予定です。 今日はすぐに宿をとって寝ます。ちょっとはやいけど、おやすみなさ〜い。 http://www.iijnet.or.jp/teglet/pic/e_africa/af094.jpg ★2001年6月19日 13:27 おはよう!! ちょっとお腹の調子がよくありません。 昨夜食べた果物(正確には果物を洗った水)がよくなかったのかも しれませんし、旅程もかなり強行軍で疲れもあったのでしょう。 今日と明日はゆっくり休みます。 ところで、隣の部屋に宿泊している日本人観光客の 松井さん(自称パイロット)という人に、タンザニアの国名の意味を 教わりました。なんと 「ターザンの国」 という意味だそうです。そうか、ターザンニアがなまって タンザニアになったのか。う〜ん、勉強になるな〜。ありがとう松井さん。 ★2001年6月20日 21:08 ジャンボ、雄人さん。 お腹の具合もほとんど回復してます。実際にはいつでも 観光に出かけられる位に体も回復したのですが、大事をとって今日も のんびり過ごします。 ところで、昨日メールしたタンザニアの語源ですが、全くの ホラ話でした。すっかり松井さんにだまされてしまいました。 松井さんはお詫びにといって、宿のカフェでお茶をご馳走してくれました。 ケニア・タンザニアでは温かい飲み物といえば、 チャイ(ミルクティー)です。松井さんは私にチャイを渡しながら 「チャイを飲みなちゃい」と言いました。 あまりの寒さに、私はカップを床に落としてしまいました....... 寒い、寒い寒い....... そんなわけで温かい飲み物がより一層欲しくなりました。ここは おいしいコーヒー豆の産地、キリマンジャロに近い、そうだ コーヒーを飲もうと思い頼みました。う〜ん本場の キリマンジャロコーヒーはおいしいって言いたい所ですが、 インスタントだった(ToT) 写真は宿の近場をうろうろした時に見つけた、露店で売られていた カラフルなマサイ・ビーズのおみやげものです。 おっと、そうそうタンザニアの本当の由来はこうです。 タンザニアは、タンガニーカ(Tanganyika)と ザンジバル(Zanzibar)の二つの国がくっついて出来た国で、 タンザニアとザンジバル、そしてアフリカ東海岸の 古称のアザニアの3つの言葉を合成したものだそうです。 http://www.iijnet.or.jp/teglet/pic/e_africa/af078.jpg ★2001年6月21日 17:00 すっかり体調も回復!! おまけによく休んだので、元気100億倍です。 今日はガイドさんをお願いしてアルーシャからマサイの村まで ハイキングしました。よくマサイ族の人は写真をいやがると 言われますが、ガイドさんが 「ちゃんと礼儀正しく写真をとってもよいかと聞けば大丈夫」と言ったので、 そのとおりにお願いしてみるとほとんどの人は 快く応じてくれました(中には絶対にいやという人もいました)。 ガイドさんは「あなたの国でも黙って人の写真はとらないでしょう。 それに写真を撮られたくないと思う人もいるでしょう。ここでも同じです。 黙って撮影する人はマサイの人を野生動物か風景かなんかだと思っている んでしょう」と言ってました。なるほどそのとおりですね。 http://www.iijnet.or.jp/teglet/pic/e_africa/af075.jpg ★2001年6月21日 22:28 今キリマンジャロ空港でジンバブエ行きの飛行機を待っています。 何でいきなりジンバブエに行くかというと、実はそろそろ旅費が 心もとなくなってきました(バルーンサファリが結構高かったんですよ)。 でも帰国する前にジンバブエにあるあの有名なビクトリア瀑布を 見ておかないと心残りになりそうなので、ジンバブエに行こうと 思いたちました。 写真は空港にくる途中でみた路上パフォーマンスです。子供たちが 仮面を付け民族楽器(だと思う)を演奏しながら、踊っていました。 お〜、やっぱりパフォーマンスもアフリカという感じがします。 仮面がなかなかいい味出してました。結構人だかりができていて にぎわっていました。彼らの前には帽子が置いてあって、お金が 入っていました。なるほど、見物料ってわけだ。 私も結構楽しませてもらったので、小銭を帽子に入れてきました。 http://www.iijnet.or.jp/teglet/pic/e_africa/af077.jpg ★2001年6月22日 23:28 す〜ご〜い〜ぞ〜、ビクトリア瀑布!!観光パンフレットによると、 ビクトリア瀑布はジンバブエとザンビアの国境にあり、 長さ1600メートル、落差100メートルの巨大滝です。 とにかく滝のそばに行くと飛沫がまるでどしゃぶりの雨のように 襲いかかってきます(しかも上からだけではなく、下からも遠慮無く)。 カッパをレンタルで借りて着たのですがずぶぬれになりそうです。 ところで、世界3大瀑布と言えばこのビクトリア瀑布、 アメリカ・カナダの国境にあるナイアガラ瀑布、あとの一つは 何でしょうか。正解は、次のメールで(^_^;)、と思ったのですが もったいぶるのはやめて正解を発表します。 正解は....イグアス瀑布です。イグアス瀑布は 南アメリカ南東部のブラジル、アルゼンチン、パラグアイの3ケ国の 国境にあります(これも観光パンフレットの受け売りです(^_^;)) http://www.iijnet.or.jp/teglet/pic/e_africa/af100.jpg ★2001年6月23日 5:23 沢山思い出を作ったアフリカ大陸とも明日でさようならです。 どうしてかというと、前にもメールしたとおり旅費がつきたためです(T_T) 実はもう帰りの飛行機代を引いたら50米ドルも残っていません。 写真は今日泊まる宿の壁に書いてあった絵です。なぜか 心引かれる絵なのでここに泊る事に決めました(宿代も安かったし(^_^;)) 今夜はアフリカ最後の夜を堪能したいと思います。 それじゃ、おやすみなさい。 http://www.iijnet.or.jp/teglet/pic/e_africa/af087.jpg ★2001年6月23日 16:28 長い長い旅でした。しかし、本当に野生の動物を間近で見るのは 迫力が違いました。いつもは動物園のオリの中でしか見たことがない ライオンやキリンや象を自分と同じ大地に生きているものとして見るのは 全然違いました。 アフリカ旅行でNewCanも人間として一回り大きく成長したかな〜 (一回り大きくなったのはウエストだったりして(^_^;))。 ビクトリア瀑布で滝にうたれてくれば、 もっと成長できるかもね(でも成長する前に死んじゃいそうな気が)。 さあ、これからなつかしいわが家へかえりま〜す。 ★2001年6月24日 17:28 今帰ってきました〜。運良く蚊にもさされずマラリアも大丈夫!! が、しかし、最初に南京虫に食われた跡が まだ「かゆ〜い!!」。ガイドブックによると、 結構長い期間かゆみが取れないそうです(ToT) 医者で薬もらってきます。 ケニア旅行珍道中はこれにておしまいです。 また旅に出してね〜!!