第9回のテ〜マ:【大島旅情 2】(2003.02.08.)


@〜K大島公園→三原山etc(さすがに下界より気温が低かった…)

@レインボーラインの椿

AFrom 新火口展望台

B三原山

C埋もれた歩道

D三原神社

E三原山の火口

F火口周辺

G沈む太陽…失敗@涙

 大島に行ったら、【三原山には絶対に行かねば…】と思っておりました。自分が小学生であった1986年の大噴火については、よく覚えてますし、このような災害を及ぼす山であればあるほど、何か宿っているモノを感じられるからでもありました。また、山は昔から“人々の信仰の対象”でもありますしね。

 そんな三原山についてですが、大島公園から山頂口まで走るバスは1日3本しかナイので大変ですが(この区間についても住民は0っぽかったですし…)、車であれば、あじさいレインボーライン経由で、20分程で容易に行くコトができます。“あじさい”という冠詞が付いていたので、【今の時期は寂しい道かな?】と思えば…さすが大島ですね。途中には画像@のように椿も咲いていましたしね。あと、画像Aの新火口展望台についても途中にあるのですが、車通りも少ないので、チョット止めて…というような感じで、目の前に広がった景色を撮ってきました。。。

 …こんな感じで山頂口に着き、早速噴火口の方に向かいました。登山道の周りは“ススキ”か、“溶岩流の跡”か。さすが、火山というか…山登りでは、初めてこんな荒涼とした景色を見た気がします。そのため、最初は楽しむ余裕もあったのですが、画像のCの25分のトコから先を16〜7分で登りきったトコで限界が来ましたね…。山頂展望台までの斜面がエラクキツクて…。【脚力に自信がナイ方には絶対にオススメしません!】。タクシー観光がですね、【山頂口から三原山を見るだけで終了…】というのが分かる気がしましたね…(;^^)。自分が歩き続けるコトについては、そう簡単に音をあげる人ではないので、説得力はある…はずです(謎)。三原山のカルデラ堪能…モトイ、お鉢周り(所要時間45分は本当かどうか…)までコナせる方、さらに大砂漠経由で下山される方は、“普段から相当鍛えている”のでしょう…。過信は禁物です!

 そういう訳で、ココからの話は山頂展望台付近の話となってしまうのですが、その付近であってもですね、スゴイモノが見れますよ♪ さすがに、火口周辺の画像であるEやFについては…チョット寂しいモノのような気もするのですが、例えば…画像Dの三原神社。神社の脇は“溶岩流”にホボ覆われてます。過去の噴火においても、この神社だけは“必ず避けられている”ようなのですが、ココまで上手く行くモノでしょうか? 自分は“何かが宿っている”と思わずにはいられませんでしたね。そういう訳で、【コレは厄除けには丁度良いなぁ…^^;】と思い、風邪を引いていて行けずにいた2003年の【初詣】も兼ねて(遅)、お賽銭を入れて来ました! 良いコトが起こりますように…。



H火口付近の歩道



J山頂口方面を臨む

 あと、山頂展望台付近の眺望についてですが、画像G, I, Jの通りで、遮るが木々が1本もないせいか、とても素晴らしいんですよ。これがまたっ! 頑張って登る価値は絶対にあると思いますね。登山道付近の荒涼さが、ある意味で清々しい思いにさせてくれます。圧倒されました。

 また、海に向かって撮った画像Gについては、太陽が海に沈んで行く時間であったので、とても美しかったです。【今回の旅のクライマックスの1つだ!】と思ったので、生々しいモノをこのHPで見せてあげたかったのですが、さすがに自分が持っているデジカメ程度で収めるのは極めて困難な作業でありました…(;^^)

 最後に下山後についてですが…お土産屋で購入した、摘んだ日の翌日には新芽が伸びるらしい“伊豆諸島名物・明日葉”のアイス(緑色のバニラアイスといった感じです)を食した後、御神火スカイライン経由で山頂口から元町へ向かいました。右記画像Kは運転しながら見えた景色です。良いでしょう? 個人的には、三原山から元町に向かう場合は、間違いなくこの道を通るべきだと思います♪



I大島公園方面を臨む



K御神火スカイラインより
元町港方面を望む

L&M元町港周辺にて…(オマケ)



L御神火温泉



M元町港より伊豆方面を…

 大島には【温泉】があります。ただ、温泉が出る様になったのは1986年の大噴火以降とか…。噴火により地中の水温が上昇して、温泉になってしまった模様です。自然の力って、本当にスゴイですねぇ…(;^^)

 さて、左記画像Lについてですが、元町港から徒歩4〜5分の所にある御神火温泉です。館内にはプールもある綺麗な施設ではあるのですが、そのせいか?普通に入館するとなると、なんと“1000円”でお高め…。まぁ、たとえその料金でも【露天風呂】があったりすれば、まだ別なのです(∴ナイ)が、“海の目の前という最大の利点を上手く活かせていない施設”という印象は否めませんでしたね。とにかく、浴場からの眺望は最悪です。冬の17時頃であれば、温泉の外では左記画像Mみたいな夕景色が容易に見れるのに…。ちなみに、この画像は温泉から出た後に撮ったのですが、海の向こうの伊豆半島がとても美しかったですよ。画像ではピンボケ気味ですが、これも今回の旅の【クライマックスモノ】でした〜♪

 そうそ、こんな夕景色をご覧になりたい方は、水着を持って御神火温泉の隣にある浜の湯という混浴露天風呂に行くのもありでしょう(画像には収めてません)。料金は400円なので、御神火温泉とは比べ物にならない程、安いです。ただ、冬については、元町港は基本的に偏西風の影響を思い切り受けるので、寒いかもしれませんねぇ…。

 最後に、余談でも。島内の民宿等にて宿泊する場合に限りではありますが、両温泉の半額割引のチケットが購入できます。これを利用しない手はナイでしょう?

★宿泊地:旅館・かんいち(04992-2-2016←URLがナイので…)
 大島一周道路沿いにあり、元町港からは徒歩3〜4分程の至近距離。部屋の中のコイン式冷暖房は懐かしかったです…けど、たま〜にあるコイン式TVも含めて、個人的にはあまりお目にかかりたくはないです…(;^^)。ちなみに、料理の味に関しては、【サービスです】と出してくれたイカのツマミ系の料理があまりに美味し過ぎたので、それが印象に残り過ぎてしまいました…(;^^)

 そうそ、余談なのですが…個人的には、【大島の宿泊代は全体的に安いとは思いません】でした。消費税込で“7300円前後が相場”のような感じだったのですが、これは【生活物資が本土に比べて手に入り辛いから】という理由等もあるのでしょうかねぇ…?

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