第9回のテ〜マ:【大島旅情 3】(2003.02.11.)


@〜G元町→大島灯台etc (偏西風と大格闘)

 1月12日(前頁迄)に関しては、レンタカー&徒歩で廻りましたが…1月13日(本頁)については徒歩&レンタサイクルで廻りました。【島にいる以上は、海風にあたりながら、ノンビリと旅をしたい気持ちがあった】のはもちろんなのですが、地図を見た瞬間…【どう考えても、ココは車で行くのは不可能だろう?】という所が目に付いてしまい、好奇心が抑えられなくなったというのが本音でもあります…。そういう訳で、この日は敢えてそんな感じで旅をしてみました。。。



@朝の弘法浜







B火山博物館







D海岸線@赤禿







F乳ヶ崎より灯台を臨む

 この日は、画像@の通り、朝(8時30分頃)は厚い雲が覆っておりました。それでも、利島(画像@で輪郭がクッキリと見える方)&鵜渡根島が見えたので、【あと数時間経てば、おそらく晴れてくれるだろうなぁ…】と思いながら、元町港から“大島独特の?黒砂の海岸線”を歩き始めました。

 このとき見付けたモノが画像A。土田耕平氏という方がどういう方が存じていなかったので、後日調べてみたのですが(調査結果は→こちら←)…この方は5年間も大島に住んだ歌人で、画像Aは自選歌集「青杉」の中の一作のようです。個人的には儚い作品が多いなという印象でしたが、逆にそれが彼の大島への愛着心を醸し出している気がしました。御時間がありましたら、是非一読して下さい。

 ちなみに、この画像Aの歌碑の近くには、貝博物館“ぱれ・らめーる”や画像Bの“火山博物館”といったものがあります。これら2箇所の博物館でチケットがワンセットで割引だったコトもあり、共に入館したのですが…資料は世界の著名人から提供されたモノもあるなど、充実しており、楽しめると思いますよ。そうそ、画像には収めませんでしたが、【火山博物館からの海景色】についてもオススメですね。博物館が高所にあるので、眺めがイイんですよ!

 …その後は、再び画像Cがある元町に戻り、丸久レンタサイクルで一昔前のチャリ(←それしかナイ:^^;)を借り、島内北西部のサンセットムーンラインを沿いを行きました。最初のうちは、【海風が気持ち良いし、海岸線を見ながらのサイクリングって、こんなに気持ち良いんだ♪】と思っていたのですが、大島らしく“道のアップダウン”が多いわ、噂で聞いていた“偏西風”が非常に強くなるわ(画像Dの波の高さで分かるかも…)で、終いにはペダルを漕いでいる間に強風に煽られ、実はこのチャリ往復、メチャクチャ大変でした…(>_<)

 それでも、画像Fの海岸線が美しい乳ヶ崎や画像Gの大島灯台をキチント収めて来たのですから、【サイクリングを選択したコトは正解だった】と思ってます。自分が思うに、大島で1番観光地化されてなかった感じでしたし、【着いた後に見た景色の1人占め度に関しても、昨日以上のモノを感じるコトができましたしね】。なんたって、雨天のときは泥だらけになるコトは必至のトコにありますし、周辺道路を拡張するのも不可ですし、場所も場所なので、どうやっても観光コースには取り込めないんですよね…。おそらく、この2箇所に関しては、今後も穴場であり続けるでしょう…きっと。。。

 ただ、残念だったコトもあります。【大島灯台周辺は草木が生い茂っていて、海がホトンド見えません】でした。【あれは、なんとかなりませんかねぇ…?】と言いたい程でしたが、画像Fの通り、断崖絶壁の所に大島灯台はあるので、難しいでしょうね…(;^^)。そういう訳で、それを求めて行くのであれば、乳ヶ崎だけにしておきましょう!

 最後に、自分基準の所要時間に関してですけれども(苦笑)、乳ヶ崎に関しては…元町からチャリで片道40〜45分程、大島灯台に関しては…元町からチャリ&徒歩で50〜55分程で行けました。ただ、途中で道標が消えたり、【本当にこの道(凸凹道)で正しいの?(;^^)】という感じの道を通りますので、このコトは十分承知の上で行って下さい。あと、駐車スペースに関してですが、乳ヶ崎から徒歩で15分程離れた画像Eの野田浜付近以外には、全くありません。御注意を…。



A土田耕平歌碑







C為朝館跡







E野田浜付近







G大島灯台(風早崎)

H&I元町港→岡田港(PM:3:05発)→竹芝桟橋(PM:4:45着)



H東海汽船バス

 帰りは出港地が岡田港でした。AMの早い段階で島内全域放送経由で連絡が届きましたが、偏西風で元町港の波がとても高かったので、放送なくとも予想は付きましたけどねぇ…ただ、そのおかげで?島内で、左記画像Hのようなバスを1回だけ利用するコトができましたが、これは“観光バス”としても利用しているのでしょうかねぇ…。個人的には、船会社のバスってトコが面白かったですけど…(;^^)

 ちなみに、岡田港は右記画像Iのような感じです。このような地形の関係もあり、元町ほど家屋は多くナイです(→元町以外はこんな感じです)。【小集落】という感じで、食事が摂れる所も、ごく僅かです。そういう訳で、ココが出港地である場合は、事前にキチント準備をしておくべきでしょう。



I岡田港より灯台方面を…

〜その他感想〜

 自分のその他感想と致しましては…

  T. 東京からジェットフォイルで1時間40分の距離でありながら、1月でも暖かい!(←夜は同じ位です)
  U. 島内の大部分を周遊するならば、最低1泊2日は必要!(日帰りは薦めません)
  V. 予想以上に観光地化されていない(道標がイイ加減)せいか、海が綺麗!
  W. 【17時=夜】という印象…(;^^)
  X. 閉店した商店がかなり多く(∴コンビニはありません)、過疎化の進行が激しそう…

↑こんな感じ↑ですかね。とにかく、首都圏の人間が体内時計を緩められる“1番近い場所”だという気がしました。また、今回大島を廻ったコトで、【都内の島文化】に対して、さらに強く興味が沸く良いキッカケにもなりました…でも、大島についても、誰かを案内しにまた訪れたいなぁ…。あはは。。。

 ※よく目に付いた大島らしいモノ
  ・明日葉:天ぷら、アイス、ジュースetc…色々と楽しめます。
  ・大島牛乳:パックが超ミニサイズ?で、味は濃厚。
  ・伊豆大島深層水:万立海岸付近から汲み上げて、塩分等を取り除いた本物の!?ミネラルウォーター。

〜島部交通機関に関するリンク〜

 1. 東海汽船(含:神新汽船):竹芝桟橋(東京), 大桟橋(横浜), 熱海, 伊東, 稲取, 下田と各島部を結ぶ船便関連
 2. 東京客船:久里浜と大島・岡田港を結ぶ船便関連
 3. 新中央航空:調布空港と各島部を結ぶ航空便関連
 4. エアーニッポンネットワーク:羽田空港と各島部を結ぶ航空便関連
 5. 東邦航空:島部内を結ぶヘリコプター便関連

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