今回の旅行記は、昨年の11月3日のコトで、随分と前のコトにはなってはしまいましたけれども…奥久慈(茨城県北西部)方面へ“日帰り1人旅”をしたときのコトを書こうと思います。ちなみに、なぜそんな所に行ったのかと言いますと、1つに…【個人的に茨城県に行ったコトが1度もなかったから…】というコトと、この頃…JR東日本の釣り掛け広告において、【龍神峡(注:以下も“竜神峡”とはしてません)&大吊橋による迫力ある景色が載っていたから…】というコトが影響しております。。。
@&A上野駅→常陸太田駅(遂に関東全県訪問…^^;)
上野駅を7:30に発つ“フレッシュひたち5号”に大慌てで乗車し、水戸駅へ(所要時間は約1時間20分程です)。自他とも認めるなかなかの旅人…であるはずにもかかわらず、実は“ひたち”に関しては、初利用だったのですが、GWのせいか…自由席はスゴイ人でした。結構、あちら方面に行かれる方って多いんですねぇ…(;^^)
@水郡線@上菅谷駅
A観光案内@常陸太田 |
| さて、その水戸駅からは、今回の目的地である龍神峡を目指し、そのスタート地点である常陸太田駅迄は水郡線を利用しました(注:常磐線・大甕駅より日立電鉄を利用しても行くコトができます)。ちなみに、この水郡線…水戸の“水”と郡山の“郡”を合わせたモノが路線名の由来なのですが、この路線はソレだけではありません。左記の上菅谷という駅で郡山方面へ向かう列車と、自分が今回利用した常陸太田方面へ向かう列車とが分かれます。つまり、“ローカル線でありながらも、支線も存在する”という、JRにしては極めて珍しい路線です。。。
余談ではありますが、旅情を感じるために、この水郡線を利用するのであれば…言うまでもなく、やはり上菅谷から距離も十分にあり、久慈川沿いの車窓等もなかなか良い郡山(132.3Km)迄の前者の路線でありましょうか…。今回、行きに利用した後者の路線に関しては、前方に広がる山々には、旅情をそそるモノがあるのですが、【上菅谷から常陸太田迄は、“畑や田んぼの真ん中を通って行くのか…”と思っているうちに、終点の常陸太田に着いていた…】ってな位の距離(9.5Km)しかありませんし、結局…“自分にとっては、このレベルだと本当にごく普通のローカル線”という感じなんですよね(大学への最寄路線の1つであった八高線に乗り過ぎたか…!?)。
最後に、今回は通過地点となってしまった、この常陸太田に関しては、“水戸黄門”コト、徳川光圀公が晩年の10年間を過ごした隠居所「西山荘(読み:せいざんそう)」をはじめ、戦国大名・佐竹氏ゆかりの寺「正宗寺」、茅葺きの寺「佐竹寺」等、数多くの史跡が残っている素敵な街であります(調査済ではあったのですが…^^;)。個人的には、今度訪れる際は、そちらを目的に寄ろうかなぁ…と思っております。 |
B〜M常陸太田駅→龍神峡 etc (ハイキングコースには要注意…^^;)
常陸太田駅からは、茨城交通バスの“下高倉行”を利用すると、今回の自分の目的地で、“関東の耶馬渓”とも賞されているらしい水府村の龍神峡には行くコトができるのですが…このうち、9時台&10時台に各1本ずつある計2本のバスのみ、【龍神ダム湖面から高さ100mの所にある、歩行用(“渡橋代で310円”を取るので、“観光用”とすべき)としては日本一の長さ(375m)を誇る龍神大吊橋の前を経由する】ので、これらのどちらかに乗車して下さい。大吊橋には、約50分程で着きます(バスダイヤ@BUS STOP Ibaraki)。料金は、850円前後でしたでしょうか…。
N〜P武生神社入口→袋田の滝(路線バス旅の宿命!?)
“武生神社入口”のバス停で1人…約1時間程待った末に、茨交県北バスの“袋田&大子方面行”のバスに、終点1つ手前の“馬次(読み:ばじ)入口”というバス停で接続する茨城交通バスの“下高倉行”のバスが定刻より約20分程遅れてやって来たのですが…【このバスは1時間以上の遅れなんですよぉ…m(__)m】とイキナリ言って来た運転士さん。あまりに遅かったので、予想はしておりました。こんな紅葉の時期であれば、【交通渋滞での遅れは日常茶飯事】ですしね。ただ、その後の一言は効きました。【袋田&大子方面のバスに接続しないかもしれないよぉ…m(__)m】。つまり、このバスの接続というのは、【あくまで予定】というヤツだったのです。あくまで…。
N袋田の滝T O袋田の滝U P袋田の滝V |
| ところで、袋田&大子方面に向かおうとした理由についてですが、1つは日本三名瀑である“袋田の滝”を見てみたかったから…。もう1つは、“行きと同じ道で帰りたくなかったから”でした。そういう訳で、当然…【せっかくココまで来たのだから、賭けるしかナイだろう?】と思いました。【袋田を通る接続バスも、龍神峡を通るバスの様に遅れるのではないか?】という具合に…。
諦め半分ではありましたが、【接続していない可能性が100%という訳ではナイと思うので、たとえそうであったとしても乗せて下さ〜い!!】と言って乗ってみました。すると、“馬次入口”のバス停には、自分の期待通りに、袋田&大子方面行のバスが接続待ちをしておりまして(嬉)。自分の予想通り、“袋田の滝周辺の大渋滞”で3〜40分遅れてしまったそうです。【超ラッキ〜♪】という感じでしたが…当然、こういう移動をしたのは自分のみ。皆さん、車移動が御好きな様で…(;^^)
さて、馬次入口から先ですが…暫くは、バス1台がやっと通れる位のレベルの道でした。自分にしてみれば、【国道461号線をこの時期に運転したくないなぁ…(;^^)】というレベル(自宅近郊でいうと…世田谷区・榎周辺や調布市・入間周辺と同)。運転士さんのハンドル捌きは“圧巻モノ”で、自分は技術料を追加で払いたい位でした。丁度、乗客が自分1人だけであったコトもあり、そんなコトから話を切り出したら、お互いで“ず〜っと喋りっぱなし”。大子行バスの運転士さんの限りなく福島弁に近い茨城弁?が、とにかく温かくて…。なんて言えば良いのでしょう…。【超デカイタクシーに乗車している感覚】で、袋田に向かったという感じでしたねぇ…(;^^)
↑そんなこんなのうち↑に、渋滞に巻き込まれながらも…馬次入口から約1時間程で“袋田”のバス停に到着。461号線にあるバス停から滝迄の距離は、徒歩で15〜20分程だったでしょうか。洞穴みたいなトコ(“袋田の滝トンネル”というらしい)を通って、水音が轟いている方向に向かったら…ありました。画像Nの通り、滝上部&下部を写し切れない位の“ドデカイ滝”でした。おそらく、【デジカメではとても収めきれない、このスケール感こそが、人々を惹き付ける“日本三名瀑”たる所以】なのでありましょう…。
尚、このときは、左記画像Pの通り…滝の周りの色彩に関しても、非常に豊かでした。そういう訳で?、ツアー関連も含め、観光客はモノ凄く多かったです。 |
Q&R袋田の滝→袋田駅→(勝田駅)→上野駅
袋田の滝から、袋田駅や常陸大子駅に向かうバス便は…実は、それ程本数は多くなく、交通状況も交通状況だったので、帰りは袋田の滝から駅舎が素敵な画像Qの袋田駅(無人駅)迄、徒歩で向かいました(駅の記録だと40分)。
そして、帰京すべく、水戸に向かい、水郡線に再び乗車しました。途中迄は、久慈川と周辺の山々とのコントラストが予想以上に良く、撮影がしたくなり…実際、撮影を何回か試みはしたのですが、17時前後であったコトもあり、車内の光が反射してしまい、さらに上記画像@の列車は窓も開かないので、大失敗…(>_<)。コレについては、次に利用する機会があれば、そのときに挑戦したいと思います。。。
Q袋田駅@水郡線 Rスーパーひたち |
| ちなみに、【水戸から上野に直行したのか?】というと…実は、そうではなく、汗をモノ凄くかいてしまったコトもあり、次回こちら方面に訪れたときの調査も兼ねて、御風呂に浸かるために、なんとなく…水戸の隣駅の特急停車駅であり、ひたちなか市役所もある勝田駅に出てみました。勝田は綺麗な駅ではありましたが、商店街は結構寂しく…あまり開けていない感じでした(哀)。ただ、偶然にも…駅のすぐ近くのサウナ施設(サンシティ勝田)に御風呂があったので、問題解決はできましたが…御風呂に浸かるだけであれば、ココは高めです。具体的な御値段に関しては、忘却状態ですが…。
そういう訳で、後日…この周辺に関して、よく調べてみたのですが、御風呂を利用するだけであれば、勝田から出ている茨城交通(列車)沿線にもあるようです。途中駅の中根駅には中根の湯、金上駅には長者ヶ谷津温泉、終点の阿字ヶ浦駅には阿字ヶ浦温泉のぞみ(→宿泊施設無)が日帰り利用可でした(水戸は駅から遠い)。ちなみに、個人的には…日が昇っているうちであれば、是非とも海沿いの阿字ヶ浦迄行ってみたいですね。ハイ。。。
おっと…話が飛んでしまいましたが、御風呂に浸かってユックリした後は、勝田から水戸に出て、水戸からスーパーひたちを利用して、帰京致しました。なお、左記画像Rに関しては下車後に撮影したものなのですが、夜の上野駅で撮影すると…なんとなく絵になっている気になりますね。唄のせいでしょうか…!? |
〜その他メモ〜
現状のままでは、前述致しました通り、水府村を経由する2路線のバスの利用者が極端に少ないため、近い将来…列車&バスを利用した上で、今回の行程をこなすコトが不可能になる日が来ても不思議ではありません。時代に逆行するようですが、今後もこのようなスタイルで旅をしなければ…と強く思った次第です。この旅において、1番旅情が溢れていた時間は、間違いなくバス移動の時間でしたから…(;^^)
また違う場所で、【“列車移動とは一味違ったこの愉しみ”を、いつか取り上げられたらなぁ…】と思っております。
→旅心伝誦メニュ〜←
|