狩勝峠からは三国峠経由での層雲峡入りを目指し、北東へ進路を変更しました。実は、こちらの方は、交通の便が不便で、車でしか行けないため、新得で車を借りたのですが…それ故に、未だに手付かずの自然が数多く残り、ひなびた温泉等も多い地域です。実際の話、コマメに全て廻りたいのが、本音でした。ただ、そんなコトをしていたら、何時間あっても足りないので、今回は然別湖&糠平湖に限定しております。。。
では、まずは鹿追町にある然別湖に関して。こちらは、狩勝峠からは車で1時間位でしたでしょうか。十勝地方には、数多くの湖がありますが、数少ない天然湖で遊覧船も1時間おき位に出ているカルデラ湖です(道内において、1番の高所にある湖)。ココまで来た途端に、雲が出て来て、チョットガッカリだったのですが…暑さとは無縁の所のせいか、空気が美味しくて、とても気持ちが良かったです(観光客もホトンドおりませんでした)。
ちなみに、時間&体力があるならば、遊覧船はもちろんのコト、駒止湖(←確か、車が止めづらい所にあった気がします)や東雲湖(←然別湖から徒歩で往復3時間:^^;)もチェックした方が良いかと思います。あと…食を求める方は、然別湖畔近くのホテルでは、名物・オショロコマが鹿追蕎麦とセットで食せますので、忘れずにそちらも愉しんで来て下さいね。美味しかったですよぉ〜♪\(* °▽ °*)/←忘れてない
この後は…然別湖畔の狭道を抜け、山田温泉あたりから延々と続くカーブ道を1時間程運転し、糠平温泉の方に抜けました。ココ数年、この糠平温泉がある上士幌町では、昨年訪れた斜里町にある旧国鉄・根北線の第一幾品川橋梁の様に、近代産業遺産として旧国鉄・士幌線(1987年廃止)のアーチ橋梁群を観光名所として、プッシュしている様なのですが、コレがですねぇ…写真で見る限り、周囲との景観が相まっていて、とても美しかったんですよ。それ故に、【この目で一目見てやろう!】と思い、遠路はるばる上士幌町へやって来たという訳なのですが、上記画像のタウシュベツ橋梁や第五音更川橋梁はいかがでしょうか?? 個人的には、アーチ橋の美しさの中に憂いが含まれていて、好きな風景であったりするのですが…。こんな路線が廃止される前に、せめて1度で良いから、乗車してみたくもあったのですが…。ココを訪れる各観光客に、そんな思いがあったのかどうかは分かりませんが、このタウシュベツ橋梁前には、然別湖よりも観光客がいましたよ。。。(低レベルですけど…^^;)
ちなみに、なぜに、このタウシュベツに人が集まるかと言いますと…実は、糠平湖にダム建設が行われる際に、唯一湖底に沈むコトになったアーチ橋なのです。つまり、湖の水量が少ない時期のみ、あの様な形で見える…ある種、神秘的な橋なのです(※GW中とかは全形が見える様です)が、写真の状態ですと…約8割は沈んでいる【ギリギリセーフ状態】といった所ですかね。尚、このタウシュベツ橋梁に関しましては、糠平側からですと…三国峠方面(北方向)に向かって、田村橋という橋を渡ってすぐに右折した所にあるダート道を延々と走ると、辿り着けます。冒険気分も味わえますが、野生動物にはクレグレも御注意を…(;^^)