第13回のテ〜マ:【North Island's StoryU-3】(2003.9.21.)


@〜J:層雲峡→羽幌 (7/29)



@黒岳周辺案内

 旅程:層雲峡→黒岳ロープウェー→上川→増毛→留萌→羽幌
 (上川→増毛→留萌:列車移動/留萌→羽幌:沿岸バス:約1時間20分)



A7合目周辺散歩中T



B7合目周辺散歩中U

 この日は、体力&天気がバッチリであれば、早朝から…【黒岳登山】をと、どちらかが×であれば…【ロープウェー&リフトを乗り継いで7合目迄】と考えていたのですが、天気はともかく、残念ながら…視界がかなり悪く、写真を撮りに行っても微妙なモノになるコトは明らかであったため、結局…“7合目迄行った後、少々散歩して左記の画像を撮った程度で終了”という形になってしまいました。脚力にはソコソコ自信があり、山登りも結構好きなタイプなので、非常に残念な結果…(ノ_;)。っていうか、ココ数年…1泊2日以上の旅行の際に訪れた山間部の観光地では、天気に恵まれたコトがホトンドナイ様な気が…(哀)

 ちなみに、こんな自分の様に…“恵まれない日”もあるかとは思いますけれども、黒岳ロープウェーに関しては、【乗るだけの価値はある!】かと思います。前頁の通り、大雪山や層雲峡周辺の自然はとにかく豊富! これらを、下から見るのと、上から見るのでは【ココまで違うのか…】という感じでしたよ。自分が住んでいる関東近くとなると…【身延山みたいな雰囲気】という感じです。紅葉の時期なんかは、圧巻モノでしょう…。ちなみに、7合目から周辺の景色を見渡すよりも、ロープウェーから見える車窓の方が良いと思います…^^;

 最後に、7合目までの所要時間ですが…ロープウェイ&リフトで4〜50分位だったでしょうか。結構、時間がかかります…(;^^)。尚、7合目から黒岳山頂迄は、さらに徒歩で約1時間程とか…。

※C〜H:留萌本線

C増毛駅T@留萌本線

D増毛駅U@留萌本線

E車窓T@増毛付近

F車窓U@瀬越付近



G駅風景T@恵比島




H駅風景U

 翌日は、離島に行くというコトを決めていたコトもあり、隠れたラーメンの街?である上川でレンタカーを返却し、再び列車での旅を始めるコトに致しました。上川から石北本線旭川、旭川から函館本線深川、深川から留萌本線…といった具合に。。。

 ところで…“北海道を旅する人は数知れず…”だとは思うのですが、留萌管内に行ったコトがある方はおります? 自分が思うに、ホトンドいないと思うので、少し力入れてみました。まずは、留萌本線。深川から日本海側の増毛という街まで走っていて、ココ数年はSLもたまに走ったりするのですが、“本線”とはあくまで名だけであって、旅行者にとってはダイヤに合わせて利用するのも大変な路線で、ホームが列車1両の長さにも満たない駅さえあります…(;^^)。実際の話、秩父別(ちっぷべつと読む)&石狩沼田の両駅で深川での乗客が下車し、残りは留萌…という感じでしたしね。

 さらに、乗車してみると、沿線は左記画像Hの様な貨車の駅舎も多く、コレが蜘蛛の巣でイッパイ…(;−−)。さらに、ホームが駅前に家を構えてる民家の庭の一部と化していたり…。まさに、【廃線間際の路線の憂い漂う雰囲気】というか、なんというか…。列車に揺られているだけでも、【旅してるなぁ…】という気にはなるのですが、果敢にも1人で途中下車したくもなる雰囲気でもあります。留萌迄の沿線の車窓は、とかくこういった部分が目に付きます。

 ただ、留萌から先、終点の増毛迄の間は日本海沿いを走るせいか、留萌迄で感じられた憂いの全てを晴らすかの様な車窓が目に付きます。上記に車窓を2枚載せましたが、いずれもこの区間。なんか、冷静に見ると…【江ノ電的な車窓】という感じで、個人的には好きなタイプなのですが、終点の増毛は上記の通り。道内に唯一残る【筋金入りの寂れた無人の終着駅】で、旅情を感じるには抜群の雰囲気です。。。

※I&J:増毛



I旧商家丸一本間家



J国稀酒造

 増毛では折り返し列車が発車する迄に時間があったコトもあり、駅周辺の散策に時間をかけるコトができました。

 …そしたら、イキナリビックリ。この駅で下車した誰もが【オッ…】と思うはずなのですが、全体的に建物が古いのです。小京都みたいな所とは違って、直近100年レベルではありますが…駅前の旅館にしろ、駅からチョット離れた小学校にしろ、商家(左記画像I)にしろ、どれも趣が感じられる建物なのです。【どうして、こんなにイッパイあるのだろう?】と思って調べた所、どうやら増毛の街並み自体が北海道遺産の様なのです(前頁の士幌線アーチ橋も同様)。日本海沿岸が鰊で賑った頃の栄華を伝承する意味もあるのでしょうか…。個人的には、古き街並みを大切にしている街は、好きなので…いつまでも残して行ってもらいたいモノです。。。

 さて、こんな増毛において、【1番時間を潰せる所は…?】と聞かれたら…自分の様に“お酒大好き人間”であれば、やはり…“国稀酒造”と答えるコトになりましょうか(ココだけは旅行前から調査済でした…^^;)。実は、この酒蔵…旭川の北にある永山という所の男山よりも“ホンノ僅か北にある”というコトで、【国内最北端の酒蔵】であったりするのです。ちなみに、試飲に関しましては…“留萌管内限定販売”の銘柄(暑寒しずく)も含め、【当然の如く可能!】です。そういう訳で、自分も“これは良い機会”という感じで?…甘口系以外は、一通り頂き、最後は御口直しに…酒造りの元となっている美味しい水も試飲という具合に愉しんで来ました。。。(;^^)
 ⇒【暑寒しずく】は当然購入!!(2日後に再度立ち寄った際)

 最後で難ですが、実はこの増毛はなかにし礼氏の小説(兄弟)で出て来たために、立ち寄った土地であったりしたのですが…まさか、滞在時間のホトンドをお酒に費やすコトになろうとは…(;^^)

★宿泊地:離島会館
 羽幌港からは1番近い民宿。基本的に批判はしない人ですが、ココだけはさすがに…。過去あらゆる所に宿泊しましたが、みのもんたに指弾されるのは確実の国内最低ランク…(汗)。尚、羽幌市街の宿であれば、焼尻や天売に向かう翌朝の第1便に乗れる様、港まで必ず送ってくれますので、そういう心配は御無用です!

 話は変わりますが、羽幌を経由する国道232号線は海沿いの港町を結ぶ道なのですが、北海道を旅するのであれば、是非とも通って頂きたい道です。夕暮れ時の美しさは抜群ですし、ドライブするにも楽しいと思いますよ…。あと、羽幌は街としてもシッカリしております。何か足りないモノがあれば、ある程度は調達できます。離島を結ぶ船便が出ているからでしょうか…。その昔、旧国鉄・羽幌線(1987年廃止)が走っていたからでしょうか…。

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