第15回のテ〜マ:【安曇野&飛騨旅情等 6】(2004.07.25.) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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夏季に飛騨を再度自分達のグループで訪れた理由の1つに…富山県の五箇山同様、ユネスコ世界文化遺産に登録されている白川郷の【日本の原風景が残る合掌造りの集落の様子を1度見てみたい!】というのがありました。
【冬季に行く方が、雪が持つ独特の雰囲気もあるし、旅情的なモノも含め、味わいがあるのに…】と言われる方もいるコトでしょうが、あのときの自分達の来訪目的は“平湯温泉”が第1であり…。当初は白川郷観光も入っておりましたが、結局…天候や距離という現実的な問題を鑑み、削りはしましたが、“断腸の思い”でした。個人的にも、日本古来からの風景を…【如何に上手く撮ろうか?】と様々なアイディアを頭の中で巡らせてもいましたから…。さらに言うならば、合掌集落は保存するのも大変ですし、そもそも合掌造りの民家は燃えやすい材質で出来ております…極論を言えば、【次回来訪時迄にアクシデントで燃えてしまうのでは?】という不安もありました。 それ故に、高速道路のアクシデントに巻き込まれながらも、辿り着けたときには…【嬉しさでイッパイだった】のですが、いざ徒歩で廻ってみると…とにかく、人が多いこと、多いこと…。自分達が頭の中で描いていた様な風情を撮るのは極めて困難なコトがすぐに分かりました。上記の画像Aにしたって、本当はもっと遠景で収めたかったのですが、人が多くて…実は、“割り切って撮ったモノ”です。やはり…“世界文化遺産”という響きが良いモノに登録されているせいでしょうか。 そうは言っても…【感性を研ぎ澄ませれば、オリジナリティ溢れるモノが撮れる視点はどこかにあるはず…】と思いながら、探し廻りました。その結果のOutputが下記に並べたモノなのですが、如何でしょうか(色々な意味で、画像CDFGは自分らしい作品かもしれません)。ちなみに、画像Bだけは荻町の合掌集落の様子が見渡せる展望台から撮ったモノですが、木々が若干視界を遮るため、実はチョットだけ危険を冒してます…(;^^)
尚、ココだけの話…この荻町展望台、たぶん【有名なはず!】なのですが、あまり人気はありませんでした。個人的には、自分達が行ったとき、【荻町の合掌集落を1番静かに堪能できる所だった】ので、オススメなのですが…(;^^) 逆に、人が多かった所は…合掌造りの民家のうち、内部を公開している所でしょうか。どこも人が多かったです。【外観はドコもそんなに変わらないので、何軒入っても、内部的には基本的に同じであろう】との判断から、自分達は1軒(和田家)しか入っておりませんが、おそらく…どこもそんなに変わらないはずです。ちなみに、民家内部の注目すべき点は、とても太い柱や梁…そして、釘や鎹(読み:かすがい)をホトンド…乃至は、全く使用していない点等でしょうか。素人なので、目に付く部分しか言えませんけれども…。 最後になりましたが、白川郷の宿泊情報でも…おそらくネット上においても、かなり少ないと思います。どうやら、儲け等に差が出ない様に?、情報を掲載せずに平等化を図っている様です。【過去において、色々と揉め事があったというコトは想像に難くない!】というコトもあり、自分は宿泊地候補の対象外に致しましたが、一旅行者として客観的に考えても、このような手法は絶対に採るべきではナイと思います。将来的にも発展がナイコトを意味しますしね…。自分だけでなく、誰もが将来に渡って残って行って欲しいと願っている風景が存在する街であるが故、非常に静かなるモノではありますが、“抵抗”を敢行致しました。 ※以下においては、画像Iの上流部を取り上げます! J〜Q:白水湖&大白川温泉方面(2003/07/13)
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