第8回のテ〜マ:【南会津旅情等 4】(2003.01.18.)


@〜P会津鉄道etc(途中下車しつつ、野岩鉄道&東武線経由で北千住へ@帰京)

@列車 at 門田駅

Aトロッコ列車 at 会津下郷駅

B列車 at 会津田島駅

C列車からの車窓 1

D列車からの車窓 2



E列車からの車窓 3





G列車からの車窓 5





I塔のへつり





KFrom 露天風呂





M列車からの車窓 7





O列車からの車窓 9

 会津若松から会津鉄道に乗車致しました。秋という時期で、且つ日曜日のお昼前であったため…さらに、この路線を利用して野岩鉄道経由でひたすら南下すれば、“4時間30分〜5時間チョットで東武線の浅草まで行けてしまう”というコトで、【乗車率はなかなかのモノになるのかな?】と思いきや、2両編成の車内はガラガラ。2両目には、自分以外には2駅先の西若松駅から乗車してきた“マスコミの方々達”ぐらいしか乗車していなかった程…。余談ではありますが、このマスコミの方々の今回の取材テーマは…主役が“会津鉄道の運転士さん”っぽかったので、【運転士がオススメする会津小旅行♪】だと思われましたが、この方々も、その割には無難にも芦ノ牧温泉駅で下車してしまいまして…。2両目だけに限れば、まさに“自分のタメに動いているかのよう”でした…(;^^)

 そんな会津鉄道の車窓についても、只見線のように撮ってみました。【上部からご覧の通り…】という感じなのですが、水田や果実畑(枇杷っぽかった)が主で、周辺の山々が実に良い演出をしておりました。【このあたりは時の流れが緩やかなんだろうなぁ…】と容易に想像が付きました。ちなみに、線路の比較的近くを流れる大川沿いの画像を幾つかUPしましたが、実は川側には高さがある樹木が多く、只見線のような川沿いの渓谷美を車窓としてはホトンド楽しめません。それでも、画像E〜Gのような景色も存在するので、遮る木々さえ適当に伐採すれば、高レベルの渓谷美が見れる可能性が高く、その点は惜しかった気がしました。

 ただ、只見線とは違い、会津鉄道は画像@〜Bのように車両のバラエティについては飛んでおります(+東武線とウリ2つの浅草直通用の車両有)。線内において、2箇所の駅で途中下車した関係で、@以外は上手いこと?乗車して来たので、軽く解説を…。@は名鉄で高山へ行く特急“北アルプス”として利用されていた車両で、座席の良さは抜群です。こちらでは“AIZUマウントエクスプレス”として利用されております。ただ、窓が開かないような感じでしたので、車窓を撮るときとかは不便かなぁ…(;^^)。Aは会津浪漫○号(○:花 or 風 or 星)。冬季を除き、運行されている列車で、お座敷車両(酔っ払い多)と窓がないトロッコ車両の2両編成になっておりました。ちなみに、乗車するには別途300円必要ですが(満員の場合は途中駅からの乗車不可)、鉄橋の上とか【ビューポイントでは、一時停止してくれます】し、全体的にスピードは遅めなので、車窓を撮るには最高です。ただ、たまに普通のスピードで走るので、時期が時期だとトロッコ車両は寒いかも…(;^^)。Bは普通の一般車両です。ワンマン運転でした。

 おっと…途中下車した駅について書かなければ。え〜っと、1つ目は塔のへつり駅。画像に収めるのを忘れてしまいましたが、この駅は森の中にある変わった駅で、下車する人は皆が国指定天然記念物である塔のへつりへの観光が目的。この自分も多分に漏れず、それが目的でしたけどね。ちなみに、“塔のへつりの雰囲気”については画像Iの通り。百万年の歳月をかけて、浸食と風化を繰り返して作られたと言われる景観については素晴らしいの一言に尽きます! ただ、徒歩で廻れる範囲が狭いため、“パッとしない観光地だなぁ…”という感は否めませんでした。会津鉄道が国鉄・会津線であったときには駅もなかったため、観光するのも超不便でそれが秘境っぽくて良かったのでしょうが、今ではそんな雰囲気が微塵も感じられないせいかもしれません。ただ、車のナンバーが福島や栃木が多かったので、都内近郊の人間には未だに知られていない観光名所であるかもしれません。なお、塔のへつりについては駐車場についても駅同様、森の中にありますので、場所によっては地面がボコボコです。正面バンパー等についてはくれぐれも御注意を…。

 塔のへつり駅の次に途中下車した駅は、画像Jの通り、萱葺き屋根の駅舎が素敵な湯野上温泉駅。温泉で歩きまくった汗を流したくて、塔のへつり駅から1駅だけ(3.8Km)戻りました。ちなみに、この湯野上温泉は、前日の只見線の会津柳津駅で一緒になった全国を廻っている?オジさんに薦められたのですよ。話の雰囲気だと、おそらく画像Lの中央部下に豆粒位の大きさで写っている共同浴場(駅を降りてすぐ右折し、ひたすら歩くとあるのでは…?)だと思われるのですが、自分は会津若松で歩き過ぎて、辿り着くまでにどれ位かかるか分からないトコに行くのが不安になりまして、旅館の露天風呂を借りちゃいました…(><)。共同浴場同様、湯船しかナイトコではありましたが、隣駅が隣駅のせいでしょうか。ココから見る渓谷美も素敵で…撮っちゃいました(笑:画像K)。そうそ、余談ですが、この湯野上温泉は実際に湯量が豊富らしくて、【一般家庭でも温泉を引いている】そうですよ。都会人としては、羨ましい限りの話でしたねぇ…。



F列車からの車窓 4





H←Gの塔のへつり側





J湯野上温泉駅





L列車からの車窓 6





N列車からの車窓 8





P会津観光案内図

〜その他メモ〜
 湯野上温泉駅から会津田島駅までは、上部画像Aの“トロッコ列車・会津浪漫星号”に乗車してノドカな車窓をノンビリ愉しみ、会津田島駅からは野岩鉄道&東武線経由で帰京…というルートを採ったのですが、時期が時期であったせいでしょうか。会津高原駅から乗車して来る、いかにも…【尾瀬を観光して来ましたよ♪】というオジさん&オバさんで車内はイッパイに…。トイレ付の列車であるにも関わらず、通路にも人がワンサカ入り込んで来てしまい、自分は始発駅の会津田島駅から座ってはいたものの、3時間以上もトイレに行けないという“極悪環境の帰京”となってしまいました。あれは、間違いなくラッシュ時以上の混雑でしたし、尾瀬観光時期の土日祝日等については臨機応変に会津高原駅からの列車を増発させるべきだと思ったのですが…(どうにかして下さい)。そういう訳で、秋の南会津、尾瀬龍王峡、そして温泉地の塩原湯西川川治といったトコを巡る場合につきましては、この点についても注意して計画を練った方が宜しいかと思われます。最初から最後まで、気分良く旅はしたいですしね。

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